「コースは完璧」 ソシエダデビューの久保建英、世界的名手との1対1に反響「決めたかった」
後半33分、敵陣PA内でスビメンディの横パスを受けてボルシアMGのGKゾマーと1対1
スペイン1部レアル・ソシエダに完全移籍した日本代表MF久保建英は、現地時間7月23日に行われたドイツ1部ボルシアMGと親善試合で途中出場し、新天地デビュー。スポーツチャンネル「DAZN」公式ツイッターは、後半33分に久保が迎えたゴール前でのチャンスにスポットライトを当てている。
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2019年のレアル・マドリード加入後、3シーズン連続でレンタル移籍を繰り返した久保。今夏も去就が注目されていたなかでレアル・ソシエダへの移籍を決断。保有権の50%はレアル・マドリードが持つ形だが、5年契約の完全移籍で新天地へと渡った。
ソシエダはこの日のボルシアMG戦がプレシーズン2試合目。久保はベンチスタート、ボルシアMGの日本代表DF板倉滉は4バックのセンターバックで先発出場となった。
互角の展開から徐々にソシエダが主導権を握るが、ボルシアMGは組織的な守備で先制点を許さず、板倉も随所で対人の強さを見せつける。すると、ホームのボルシアMGは前半43分、フランス代表FWマルクス・テュラムがペナルティーエリア内でソシエダのDFロビン・ル・ノルマンに倒され、PKを獲得。これをアルジェリア代表DFラミ・ベンセバイニが決めて先制した。
対するソシエダは1点ビハインドで前半を折り返したなか、後半開始から新加入の久保をトップ下で投入。後半13分には左サイドでボールを持った久保が、板倉ら3人のディフェンダーに囲まれるも、絶妙なパスでチャンスを演出するプレーを見せた。
後半16分、シュートのこぼれ球に反応したソシエダの19歳FWジョン・カリカブルが、ペナルティーエリア内で板倉を背負った状態で豪快にオーバーヘッドを叩き込み、同点に追い付いた。
後半33分、久保にチャンスが訪れる。ペナルティーエリア内でスペイン人MFマルティン・スビメンディの横パスを受けた久保がボルシアMGのスイス代表GKヤン・ゾマーと1対1になってかわしにかかるが、ゾマーの右足に引っかかってフィニッシュまで持ち込むことはできず。チームはそのまま1-1の引き分けに終わった。
スポーツチャンネル「DAZN」公式ツイッターは、「久保建英にビッグチャンス。エリア内でGKをかわしかけるもギリギリでブロックにあう」と綴り、後半33分の久保とゾマーの攻防を公開。久保に対し、「走り込むコースは完璧」「生き生きしてる」「決めたかった」といったコメントが寄せられたほか、スイス代表として61キャップを刻み、2014、18年とワールドカップにも出場している名手ゾマー目線に関しても、「ここで足が伸びるゾマーのレベル」「ゾマーが完璧すぎる」「シュートコースがない」と称賛の声が上がっていた。