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韓国のエースに迫る欧州キャリア存続危機 豪紙も五輪8強敗退での「兵役免除失敗」を指摘
欧州で出世街道を歩むソン・フンミン このままではキャリアのピークで兵役に…
トットナムの韓国代表FWソン・フンミンは今夏のリオデジャネイロ五輪にオーバーエイジとして参戦したが、準々決勝でホンジュラスに敗れて大会から姿を消した。メダル獲得なら韓国で義務付けられている兵役の免除を手にできただけに二重の失意となったが、韓国のエースにとっては2018年にインドネシアで開催されるアジア大会が欧州でのキャリア存続のための頼みの綱となりそうだ。オーストラリア紙「シドニー・モーニング・ヘラルド」が報じている。
ソンにとって、兵役がキャリアに及ぼす影響はあまりに大きい。韓国では19歳から29歳の間に2年間の兵役を行う義務がある。現在24歳のソンは、一般的にサッカー選手としてキャリアのピークとされる20代半ばから後半にかけての2年間で、この兵役を行うことになる。ドイツ、イングランドと最高のレベルでプレーする韓国のエースにとっては大きな痛手だ。
リオ五輪でメダル獲得が叶えば特別措置として兵役免除が叶ったが、その夢は脆くも崩れ去った。そこで、同紙は「アジア大会がトットナムのソン・フンミンにとってのライフライン」と報じ、2年後にインドネシアのジャカルタで開催されるアジア大会で優勝すれば、五輪でのメダル獲得と同様、兵役免除の特権を手にできると指摘している。
アジア大会はワールドカップと同じく4年に1度開催される大会で、23歳以下の選手に出場資格がある。大会の2年後に五輪が開催されるため、日本をはじめ21歳以下の選手で臨む国も多い。ただし、五輪本大会同様にオーバーエイジの選手を3選手まで起用することが可能なため、ソンにも出場資格がある。
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