クラブユース選手権U-18「注目タレント10人」 鳥栖U-18の逸材ボランチ、“中3でJデビュー”東京Vユースのレフティーら多士済々
大会注目プレーヤー10人を厳選し、注目度を5段階で紹介
高校生年代のクラブユースチーム“ナンバーワン”を決めるクラブユース選手権U-18が、7月24日に開幕。出場クラブの中には年代別代表選手や2種登録選手も揃えるなか、ここでは今大会注目プレーヤー10人を厳選し、注目度を5段階(最高が五つ星=★★★★★)で評価しながら紹介する。
■小澤晴樹(大宮アルディージャU-18/DF)
注目度:★★★
高校2年生だった昨季からCBで出場を重ね、U-17、U-18日本代表にも選出された経歴を持つ。最大の武器は身体能力の高さを活かした空中戦の強さ。同年代の相手に対しては負け知らずで、セットプレー時には得点源としても期待される。
■高井幸大(川崎フロンターレU-18/DF)
注目度:★★★★
今シーズンからトップチームに昇格した大型CBだ。192センチの高さを生かした競り合いの強さ、ビルドアップに定評があり、すでにAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)でプロデビューを飾っている。週末のみU-18で活動しており本大会の出場は流動的ながらも、今大会最注目の守備者だ。
■矢田龍之介(清水エスパルスユース/MF)
注目度:★★★
1年生ながら2種登録されているボランチだ。今年はU-16日本代表へも選出され、球際の強さを活かしたボール奪取能力や推進力は世代トップクラス。澤登正朗監督も「抜群」と評しており、伸びしろは無限大だ。
■石渡ネルソン(セレッソ大阪U-18/MF)
注目度:★★★★
5月にルヴァンカップでJデビューを飾った逸材だ。ナイジェリア人の父を持ち、185センチのサイズを生かしたダイナミックなプレーはフランス代表MFポール・ポグバを彷彿させる。止める、蹴るなどの基本技術も向上しており、今大会の活躍次第ではU-18日本代表だけではなく飛び級でのU-19日本代表入りも見えてくる。
■福井太智(サガン鳥栖U-18/MF)
注目度:★★★★★
実績は今大会ナンバーワンだろう。高校2年生だった昨年7月にJ1デビューを飾り、今年6月にはU-19日本代表に招集された。主戦場はボランチやインサイドハーフ。豊富な運動量と強度の高いプレーが持ち味で、ボールを引き出しながら相手が嫌がる位置にボールを運んでいく。同じく2種登録されているMF坂井駿也、MF楢原慶輝とともにチームの出来を左右するタレントだ。