Jリーグはどうすれば盛り上がるのか 堀江貴文氏が提言「一番リーグにすべき」
Jリーグは「一番リーグ」にした方がいい
僕がやっているユーチューブ番組『ホリエモンチャンネル』でも言ったんですけど、Jリーグは日本国内のことばかり見過ぎなんですよ。
1993年にJリーグが開幕した時点で、Jリーグとイングランドのプレミアリーグの規模は、あんまり変わらないぐらいだったんです。当時は日本の方が経済力もあった。だけど、20年の間にプレミアは放映権を売りまくって市場規模を拡大しました。
もしも、あのときJリーグがアジアにコンテンツを売り込んでいたら、今はタイとかインドではJリーグが一番人気になっていたと思いますよ。だけど、Jリーグはそういうことを全くしなかった。
遅過ぎるぐらいですけど、Jリーグはアジアにもっと活路を見いだすべき。アジアでこれだけのサッカーリーグを持つ国は日本だけなんですから。中国や東南アジアの富豪にどんどんJのチームを買わせればいい。
彼らがJに参入すれば、有名選手も呼べるし、魅力的なコンテンツになるし、自国で放映権を売ろうとするはず。東南アジアには何億人も住んでいるんだから、それだけで一大マーケット。国内だけじゃなくて、外にコンテンツを売っていかないといけません。
あと、個人的にはJを「一番リーグ(ICHIIBAN LEAGUE)」にすればいいと思っている。プレミアリーグは最上のリーグ。日本だったら1番のリーグ。分かりやすいでしょ?
◇堀江貴文(ほりえ・たかふみ)
1972年10月29日、福岡県生まれ。東京大学中退。実業家、ライブドア元代表取締役CEO、SNS株式会社ファウンダー。06年1月に証券取引法違反で逮捕され、懲役2年6カ月の実刑判決が下る。11年6月収監。長野刑務所服役中もスタッフを介してTwitter(フォロワー約100万人)やメルマガ『堀江貴文のブログでは言えない話』にて情報を発信し、話題の人であり続けた。13年3月27日仮釈放。
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北健一郎●文 text by Kenichiro Kita