アーセナル加入ジンチェンコ、憧れクラブでアルテタ監督に“忠誠心” 「GKをやれと言われたらプレーするよ」
ウクライナ代表MFジンチェンコはシティからアーセナルへ移籍が決定
マンチェスター・シティのウクライナ代表MFオレクサンドル・ジンチェンコのアーセナル移籍が正式に決まった。複数のポジションを高いレベルで務めるレフティーは「監督に言われればGKだってやる」とミケル・アルテタ監督への信頼と子どもの頃から大ファンだったというチームでプレーする意気込みを明かした。
25歳のジンチェンコは2016年にシティへ加入。1年間、PSVへのローン移籍を経て、17年にデビューを飾ると、主に左サイドバックとして起用されてきたが、MFできるユーティリティー性の高い選手だ。クラブ公式サイトのインタビューで、アーセナルが憧れのクラブだったことを明かし、「夢が叶った」と語っている。
「最初に、これで少年時代の夢が叶ったと言っておきたい。なぜなら、僕は子どもの頃は(アーセナルの)大ファンだったから。ティエリ・アンリやセスク・ファブレガスがここでプレーしていた時からアーセナルの試合を楽しんで見ていた。この素晴らしいクラブでプレーするのが本当に楽しみ」
すでにフロリダでプレーシーズン中のチームに合流し、トレーニングにも参加したというジンチェンコは新チームの印象について「素晴らしい雰囲気。みんなとても親切で、スタッフのみなんも素晴らしい」と述べた。また、アーセナルではシティでアシスタントコーチをしていたミケル・アルテタ監督との再会を果たし、「移籍を決断する上で(アルテタの存在が)最も重要だったと言えると思います」と指揮官の存在の大きさを強調した。
ジンチェンコがどのポジションで起用されるかは注目ポイントだが、これについても「監督が考えている場所ならどこでも。シンプルな答えだけど、いつか監督からGKをやれと言われたら、僕はそこでプレーするよ」と指揮官への忠誠を示した。
キャリア4クラブ目となる今回の移籍。シティでは4度のプレミアリーグ制覇などを経験してきたが、ジンチェンコは「僕は大きなことを成し遂げるためにここに来ました。いくつかのタイトルを獲得したい」と目標を掲げている。母国ウクライナへの思いを胸に戦うレフティーは“ガナーズ”でさらなる高みを目指す。
(FOOTBALL ZONE編集部)