冨安“回復待ち”のアーセナル、プレミア開幕は4バック“改造”へ 両SBは先発回避か「アルテタは出場時間を慎重に管理すべき」
冨安は負傷によりプレシーズンでいまだプレーしていない
イングランド1部プレミアリーグ開幕まで早くも2週間となった。着々と補強を進めるアーセナルだが、日本代表DF冨安健洋ら負傷者が相次いでいる影響から開幕戦では4バックの顔ぶれが昨季から大きく変わりそうだと英メディア「フットボール・ロンドン」が報じた。
昨季のアーセナルでお馴染みの4バックは左からキーラン・ティアニー、ガブリエウ・マガリャンイス、ベン・ホワイト、そして冨安だった。しかし、ティアニーと冨安の2人は怪我に苦しみ、後半戦は欠場が続いた。左サイドではヌーノ・タヴァレス、右サイドではセドリック・ソアレスがそれぞれ代役を務めたが、レギュラー陣との差を指摘されることも少なくなかった。
このプレシーズン期間もティアニーと冨安は怪我との戦いが続いており、開幕に向けて不安が残っている。「フットボール・ロンドン」は「エミール・スミス・ロウとキーラン・ティアニーはニュルンベルク戦(5-3)以来出場しておらず、冨安健洋はアメリカでのプレシーズンで1分もプレーしていない」と現状について触れ、さらに「チェルシー戦(現地時間7月23日)やセビージャ戦(現地時間30日)も控えているが、ティアニーと冨安の場合は昨季後半のことを考えると、アルテタは出場時間を慎重に管理すべきだろう」と続けた。2人については開幕までに無理をさせることはできないだろうと指摘している。
そのため、同メディアは2週間後に迫ったクリスタル・パレスとのプレミア開幕戦でティアニーと冨安の2人はスタメンに入らず、これまでになかった“ニュールック”での4バックが起用されると予想している。左サイドはマンチェスター・シティからの加入が決まったウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコが務め、右サイドは昨季も何度か見られたホワイトのコンバートの可能性があるという。
そしてセンターバックはガブリエウとマルセイユへの期限付き移籍を終えたフランス代表のDFウィリアン・サリバがコンビを組むことになりそうだ。ティアニー、冨安の両サイドバックのコンディションが整うまではこの4人が最終ラインのファーストチョイスとなるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)