マンU監督、去就問題に揺れる「ロナウドが来るのを待っていることはできない」 合流後に現チームと“融合”へ
C・ロナウドはマンUからの移籍を望んでいるとされている
イングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドを今季から率いるエリック・テン・ハフ監督は、いまだに合流していないポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドについて、チームに組み込む考えを改めて示した。
ロナウドは今季に向け、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を持たないユナイテッドからの移籍を希望しているとされる。家族の問題のためにプレシーズンに東南アジアとオーストラリアを転戦するツアーに合流していないが、その間には同リーグのチェルシーやドイツの絶対王者バイエルン・ミュンヘンが明確にロナウド獲得を否定している。
テン・ハフ監督は兼ねてロナウドを自身のプロジェクトに含む構想を語っていたが、衛星放送「ユーロ・スポーツ」は指揮官の構想に変化がないことを伝えている。
「状況は先週から変わらない。今、この場に一緒にいる選手たちと集中していくことを好む。そうやって物事を改善していくことだけだ。ロナウドが来るのを待っていることはできないが、今いるメンバーを発展、改善してそこに彼を組み込んでいく」
灼熱のタイや移動距離の非常に長いオーストラリアをプレシーズンに回ることに否定的な意見もある中、テン・ハフ監督は「プロフェッショナルである以上、自分が影響力を行使できないところで決定されたことには対処しなければならない」と話す。それは、ロナウドの去就についても同様と言えるのかもしれない。
古巣への復帰から約1年ですでに退団を含む去就問題が大きな話題になっているロナウドだが、指揮官はチームのドアを開いて残留の決断を心待ちにしている模様だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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