シティが左SB強化画策、スペイン代表DFへの50億円オファーは却下 再度“好条件オファー”提示と英指摘
ブライトンDFククレジャへオファーも、クラブ間での評価額に隔たり
イングランド1部マンチェスター・シティはアーセナルへ移籍するウクライナ代表MFオレクサンドル・ジンチェンコに代わり新しい左サイドバックとして、ブライトンのスペイン代表DFマルク・ククレジャの獲得を目指している。移籍金3000万ポンド(約50億円)オファーは失敗に終わったが、より良い条件での再オファーを準備していると英紙「デイリー・メール」が報じている。
23歳のククレジャは昨夏にスペインのヘタフェからシティへ移籍。20-21シーズンには日本代表MF久保建英とも同僚だったことで知られるレフティーは、初挑戦のプレミアリーグでも評価を高め、さらなるステップアップが噂されている。
プレミアリーグ王者からの関心にククレジャも移籍を希望しているようだが、ブライトンに2026年までの契約を残す同選手を安売りするつもりは毛頭なく、シティから届いた移籍金3000万ポンドのオファーはあっさりと拒否している。
ジンチェンコのアーセナル移籍が近づいており、グアルディオラ監督のチームの左サイドバックはポルトガル代表DFジョアン・カンセロのみ。そのカンセロにしても左サイドは本職ではないため、純粋な左サイドバックの補強としてククレジャに関心を寄せている。シティも簡単に引き下がるつもりはなく、より良い条件のオファーを送ると伝えられている。
しかし、レポートによれば、ブライトンのククレジャの評価額は5000万ポンド(約82億円)で、これはシティの評価を大きく越えているという。記事では「ブライトンがスペイン人に対する評価を下げない限り、シティは手を引くことになるだろう」と指摘。ブライトンが要求額を下げなければ、獲得が難しいようだ。
ククレジャのほかにはシュツットガルトのクロアチア代表DFボルナ・ソサも候補だといわれるが、そのソサにもプレミアリーグ他クラブから関心が寄せられる人気銘柄。プレミア3連覇、そして悲願のチャンピオンズリーグ制覇を目指す王者は意中のターゲットを獲得することができるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)