C・ロナウドの去就問題「僕は知らない」 同胞B・フェルナンデスが“ノーコメント”「関与したくない」
ブルーノ・フェルナンデスは家族を心配するメールを送ったことを明かす
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドに所属するポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスは、FWクリスティアーノ・ロナウドと代表、クラブでチームメイトであり、長い時間を過ごしている選手の一人だ。そんなフェルナンデスも、過去5度のバロンドールを受賞しているロナウドの将来については、何も知らないという。英メディア「マンチェスター・イブニング・ニュース」が報じている。
すでに新シーズンへ向けて準備をスタートしたユナイテッドだが、ロナウドはいまだにチームに合流していない。タイとオーストラリアへのツアーについても、「家族の問題」を理由に参加しなかった。
各国の代表選手が合流する2日前、ロナウドは2022-23シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権がないことと、移籍市場におけるクラブの遅い動きを不満に感じ、ユナイテッドを離れたい意向を持っていることが明らかになった。エリック・テン・ハフ新監督は、37歳のロナウドが売却対象ではないとし、2023年6月までの契約はもちろん、オプションの1年を含め、今後2年は共闘する考えを示していた。
しかし、ユナイテッドの選手たちも、ロナウドの未来がどうなるかは、把握していないようだ。代表とクラブでロナウドとチームメイトのフェルナンデスは「僕は知らないから、彼に聞くべきだね。そのことにあまり関与したくないし、僕たちは全員の決断を尊重しないといけない」と答えつつ、より具体的に自身の考えを語った。
「僕はクリスティアーノがクラブになんて言ったか、監督に何を言ったのか、頭のなかで何を考えているのか分からない。でも、彼の空間をリスペクトしないといけない。僕たちが知っているのは、彼の家族に問題が起きて、そっとしてあげないといけない。そして、そうしているんだ」
さらに、ユナイテッドにとってロナウドを留めることが重要かを問われると、「分からないよ。クリスティアーノは昨シーズンの僕たちの得点王だった。彼は多くのゴールを挙げてくれたけど、僕が決めることじゃないからね。クラブが判断して、クリスティアーノが判断することだ。頭の中で、どう考えているか知らないんだ。彼が離れたいという話は、ニュースで見た。彼にも、そのことは聞いていない。僕が唯一、クリスティアーノに聞いたのは『家族は大丈夫なの?』ということだけだ。彼は、それについて何が起きているかを教えてくれたけど、それ以上のことは話していないんだ」と、ロナウドとのやり取りについても明かした。
近いチームメイトであっても、何が起こっているのか不明だというロナウドの動向だが、ロナウドは再びユナイテッドのユニフォームを着ることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)