今夏未補強のレスター、古橋亨梧ら所属のセルティックから21歳有望株を引き抜きか
前田、井手口、旗手の同期である21歳のマット・オライリーがターゲットに
イングランド1部レスター・シティは今夏、プレミアリーグのクラブで唯一、ここまで新たな選手を獲得していない。新シーズン開幕が近づくなか、日本代表FW古橋亨梧ら日本人4選手が所属するスコットランド1部セルティックの選手への関心を英メディア「HITC」が報じた。
セルティックは昨夏の移籍市場で古橋を獲得すると、その活躍を受けて冬の移籍市場では、FW前田大然、MF井手口陽介、DF旗手怜央の日本人3選手をさらに補強した。今回、レスターのブレンダン・ロジャーズ監督が目を付けたのは、前田ら3選手と同じ冬の移籍市場でイングランド3部MKドンズからセルティックに加入したMFマット・オライリーだ。セルティックと4年半契約を結んだ21歳のオライリーは、スコットランドの名門に約半年在籍しただけで、早くもプレミアのクラブに目をつけられたという。
冬の移籍市場で加入した前田や旗手も、セルティックの2シーズンぶりのリーグ優勝に貢献したが、オライリーもリーグ戦12試合に出場して3得点2アシストを記録。もともとフルハムの下部組織出身で、マンチェスター・シティのイングランド代表MFジャック・グリーリッシュにプレーが似ていると評価されるなど、その評価を高めている。
セルティックは150万ポンド(約2億5000万円)の契約解除金を支払い、MKドンズからオライリーを獲得した。ドイツの移籍専門サイト「Transfermarkt」の評価額は、すでに207万ポンド(約3億4000万円)まで上がっている。
とはいえ、オライリーは2022-23シーズンもセルティックに残留することが濃厚だという。記事では、「将来的には、イングランドのトップレベルで戦える選手になるかもしれないが、若い選手はセルティックでのキャリアを歩み始めたばかり。この夏はスコットランドに残るという賢い決断をするだろう。セルティックはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)にも出場する。オライリーはレスターに行き、プレミアリーグでプレーすることに惹かれるかもしれないが、レギュラーに定着できる保証はない」とし、「今夏のレスター移籍は間違いになる」と、強く残留を薦めている。
前田、井手口、旗手にとって同期となる21歳は、2022-23シーズンもセルティックでプレーを続けることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)