ミラン本田に強大な壁 ナポリ戦でゴラッソのスソに伊メディアが「真珠の輝き」と最高評価

ミラン初ゴールのレフティ「権利を与えられた」

 ACミランの日本代表FW本田圭佑のレギュラー争いのライバルとなっているスペインの元U-21スペイン代表FWスソが、27日の敵地ナポリ戦で2-4と敗れたものの、孤軍奮闘して2得点に絡む活躍を見せた。イタリアメディアは「ゲームで最高の選手の一人」、「真珠のような輝き」と絶賛している。

 前半を0-2で折り返した後半の立ち上がりに、スソはいきなりチャンスメークで反撃の狼煙を上げた。同6分に右サイドから中央に進出してボールを受けると、逆サイドのFWエムベイエ・ニアングへ正確なパスを供給。ボールを受けたニアングが強引にドリブルで縦に突破して左足シュートを決め、1-2とビハインドを縮めた。

 そして、圧巻だったのは同10分の同点ゴールだった。ペナルティーエリアすぐ外でセカンドボールを拾ったスソは、反転すると得意の左足を一閃。ボールはゴール左上へ一直線に飛ぶ鮮やかなゴラッソとなった。2-2の同点となった。2015年1月にリバプールからミランに移籍したスソは昨季後半戦にジェノアに期限付き移籍で加入し、6得点2アシストと活躍した。そして、ミランでの記念すべき初ゴールになった。

 しかし、チームはその後に退場者を2人出すなど不安定な戦いに終始し、最終的には2-4で敗れている。スソは後半41分に、新加入のFWジャンルカ・ラパドゥーラとの交代でベンチに下がった。

 試合後にイタリア衛星放送局「スカイ・スポーツ」のインタビューに応じたスソは、昨季に冬の移籍市場でジェノアにレンタル移籍した経験が重要なものだったと語っている。

「ジェノアでの半年間は重要なものだったのだと思う。そこで僕はプレーができたし、ミランに戻る権利を得られた。ミランにふさわしい選手だと証明したかったから嬉しいよ。ゴールの瞬間は集中していたけど、最初のゴールは特別だね。まだまだ成長したい」

 

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