A代表デビューの20歳MF藤田譲瑠チマ、香港戦後に森保監督からかけられた言葉は?
香港戦で2ボランチの一角としてフル出場
森保一監督率いる日本代表は、7月20日に行われたE-1選手権初戦の香港戦で6-0と白星スタートを切った。この試合でA代表デビューを飾ったMF藤田譲瑠チマ(横浜F・マリノス)が一夜明けてオンライン会見に応じ、指揮官からかけられた言葉を明かしている。
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森保監督は香港戦で、DF畠中槙之輔、MF岩田智輝、MF藤田譲瑠チマ、MF水沼宏太、FW西村拓真と横浜FM勢を5人スタメンで起用。藤田は同僚の岩田と2ボランチを組む形でA代表デビューを飾った。
長短織り交ぜたパス捌きや出足の鋭い守備、味方からパスを引き出す動きなど、攻守において落ち着きのあるハイパフォーマンスで存在感を発揮した。
いきなりフル出場を果たしたが、藤田本人は「90分を通してなかなか納得できるプレーができなかった。もっとやらないといけないことが多いと感じた」と自己評価は厳しい。
「球際のところやセカンドボールを拾ったあと、奪ったあとのファーストプレーで奪われるものやラインを割るものが多かった。それは直さないと攻撃の時間が減るし、攻撃ではもっと簡単に前につけられる場面とか、テンポを出して相手を困らせる場面を多くできると思う」
香港戦に向けた練習では、森保監督からビルドアップの際に「前の選手が関わることもあるのでどう動くかイメージしてほしい」と言われていたという藤田。試合後には、「まずはデビューおめでとうと。まだまだこれからだから頑張れ」と言葉をかけられたことを明かした。
今年11月に開幕するカタール・ワールドカップ(W杯)のメンバー入りを目指すうえでは、このE-1選手権が最後のアピールの場となるが、藤田は「その大きな目標も大事だけど、目の前の試合に集中するのが一番だと思う」と冷静に自らの現在地を受け止める。
「昨日は(GK鈴木)彩艶と一緒に試合に出て、『U-23と比べてA代表は練習からスピード感がある。味わったことがないとまでは言わないけど、こういうスピードでやれるのは貴重だし、きついし、でも楽しいよね』という話をした。自分の持ち味である攻撃のテンポを出すプレー、守備なら1対1やセカンドボールのところを出していければと思う」
20歳の若きボランチが、新たなスタートを切ったA代表の舞台でさらなる活躍を誓う。
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