2得点の相馬＆西村、攻守のバランスを見ながら中盤を支えた岩田を高評価

＜MF／FW＞
■岩田智輝（横浜F・マリノス）＝★★★★☆
　中盤のスペースをカバーしつつ、状況に応じて積極的に攻撃参加。横浜FMのチームメイトでもあるMF藤田譲瑠チマとボランチコンビを組んだなか、互いの補完関係、周囲へのサポートともに乱れはなく、攻守のバランスを見ながら中盤を支えた。

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■西村拓真（横浜F・マリノス）＝★★★★☆（→後半19分OUT）
　持ち味の“思い切りの良さ”で2得点。狭い局面からシュートを決めた1点目も素晴らしかったが、味方からパスを受けたあと、前を向いて迷いなくミドルシュートを選択した前半40分の得点シーンは好感が持てた。

■相馬勇紀（名古屋グランパス）＝★★★★☆（→後半19分OUT）
　開始2分、絶好の位置から得たFKを確実に仕留めると、後半早々にも1ゴールを奪取。左サイドを突破した形から直接ゴールを導くシーンこそなかったものの、後半22分にはMF西村拓真の得点をお膳立てするパスでも貢献するなど、実りある出来だった。

■水沼宏太（横浜F・マリノス）＝★★★☆☆（→後半19分OUT）
　前半26分、33分に立て続けに決定機を迎えながらも、シュートはいずれもGKのセーブに。動き自体は悪くなかっただけに、欲を言えば結果を残したかったところだ。今大会の最年長メンバーらしく、緩くなりかけたムードをビシッと引き締めた“声”も印象的だった。

■藤田譲瑠チマ（横浜F・マリノス）＝★★★★★
　2ボランチの一角でA代表デビューを飾ったなか、長短織り交ぜたパス捌きや出足の鋭い守備で存在感を発揮した。ルーズボールへの反応、味方からパスを引き出す動きも光り、攻守において落ち着きのあるハイパフォーマンスは見事。格下相手とはいえ、効果的な働きぶりは特筆に値した。

■宮市 亮（横浜F・マリノス）＝★★★☆☆（←後半19分IN）
　約10年ぶりとなるA代表のピッチに立ち、持ち前のスピードを生かしながら再三仕掛けた。ただ、そのほとんどがチャンスにはつながらずインパクトを欠いた印象。次戦以降に出番を得た際には、ドリブル突破からシュートまで持ち込むプレーに期待したい。

■脇坂泰斗（川崎フロンターレ）＝★★☆☆☆（←後半19分IN）
　パスで攻めのリズムを生み出そうとしていたが、味方との呼吸が合わずワンテンポずれてしまうシーンが散見。連係で崩すような場面も見られず、消化不良の出来だった。