森保ジャパン、香港戦出場全16選手「パフォーマンス査定」 代表デビュー組で“満点評価”のアピールをしたのは?
香港に6-0圧勝、出場メンバー16選手を5段階査定
森保一監督率いる日本代表(FIFAランキング24位)は7月19日、E-1選手権初戦の香港戦に臨み、6-0と圧勝を飾った。この試合でA代表デビューを飾ったFW町野修斗、FW西村拓真の2人、さらにMF相馬勇紀がそれぞれ2得点と躍動。香港を終始押し込み、シュート数では21対3と圧倒した。
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「選手たちがよくチャレンジしてくれた」と森保監督が試合後に称えたこの試合で、各選手はどのようなパフォーマンスだったのか。出場16選手を5段階評価(最高が五つ星=★★★★★)で査定した。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・橋本 啓)
◇ ◇ ◇
<GK>
■鈴木彩艶(浦和レッズ)=★★★★☆
ピンチの局面自体が少なかったとはいえ、19歳とは思えない堂々たる振る舞いに“大物感”を感じさせた。ゴール前へ放り込まれたハイボールへは果敢に飛び出してボールをキャッチ。自陣ゴール前でボールを落としてヒヤリとさせる場面こそあったが、可能性を感じさせる出来だった。
<DF>
■山根視来(川崎フロンターレ)=★★★★☆(→後半29分OUT)
先発メンバーの中で最多となる国際Aマッチ数をマークしているとあって、余裕を持った対応で右サイドを支えた。正確なクロスでFW町野修斗の代表初ゴールをお膳立てしたほか、インナーラップを織り交ぜた攻め上がりで攻撃の流れを加速させていた。
■谷口彰悟(川崎フロンターレ)=★★★★☆(→ハーフタイムOUT)
貫禄のラインコントロールで守備陣を統率。この試合に臨むにあたり十分な準備期間が取れないなかでも、声で味方に指示を出しながら要所をしっかりと抑えた。
■畠中槙之輔(横浜F・マリノス)=★★★★☆
味方との連係で不安を覗かせたシーンもあったが、致命的なミスにはつながらず試合が進むにつれてパフォーマンスは安定。ビルドアップの局面でも、迷いなく判断を下せていた。
■杉岡大暉(湘南ベルマーレ)=★★★☆☆
1対1の局面では力強い守備を発揮。左サイドを駆け上がり何本か鋭いクロスを供給する場面もあったが、味方との息が合わない場面が多くやや物足りなさを抱かせた。
■中谷進之介(名古屋グランパス)=★★★★☆(←ハーフタイムIN)
前半のみで退いたDF谷口彰悟に代わって、後半のディフェンスラインを統率。競り負けるシーンは皆無で、ビルドアップの局面では正確な縦パスを供給する場面も。終始落ち着いたプレーで“穴”は見当たらなかった。
■大南拓磨(柏レイソル)=★★★☆☆(←後半29分IN)
ハイボールを力強く跳ね返すエアバトル、正確なフィードやパスで存在感を示したうえに、“3人目の動き”で右サイドから攻め上がるシーンも。途中出場ながら上手く試合の流れに入っていた。