インザーギ監督がトーレスに強制休養 「足首こそがトーレスの問題」

不調の原因は加入直後の負傷か!?

 今季1得点と不振が続くACミランのFWフェルナンド・トーレスは、11月2日のパレルモ戦でフィリッポ・インザーギ監督から“強制休養”を命じられる可能性が浮上した。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が「ゴールできない。調子も悪い。だが、足首こそがトーレスの問題」という見出しで特集している。
 “エル・ニーニョ”と呼ばれたスペインのストライカーは今季、2年間のレンタル移籍でチェルシーから加入したが、満足な成果を上げられていない。
 記事では、「ニーニョには、すべてに問題がある。アイシングと痛み止めをまだ使っている。ミランは休養させようと考えている。一番の問題は足首だ」と報じている。
 トーレスは、移籍初戦となるはずだった今季第2節パルマ戦直前に不運な形で負傷した。練習中にDFラミの足に乗り掛かり、右足首をねんざしたのだ。9月24日のエンポリ戦でミラン初ゴールを決めたが、その後は鳴りを潜めたままだ。
 同紙は「靭帯が伸びている」とも指摘している。足首の痛みを抱えたままでの強行出場を続けたため、なかなかパフォーマンスが上がらないというのだ。
 ガゼッタ紙は、指揮官がトーレスをパレルモ戦で休養させ、代わりに元フランス代表FWジェレミー・メネズを1トップで起用すると予想した。右ウイングの日本代表FW本田圭佑ら周囲との連係面は向上しているだけに、トーレスの右足首の回復具合は、ミランの攻撃陣に大きな影響を与えることになりそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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