岡田武史氏が森保ジャパンのカタールW杯に持論を展開 「今の日本は10回ドイツとやったら3回は勝てる」
元日本代表監督の岡田武史氏が、直前合宿のできないカタールW杯について言及
日本代表は7月19日、E-1選手権の初戦で台湾代表と対戦した。今年11月に開催されるカタール・ワールドカップ(W杯)へ向けた貴重な強化の場で、日本は代表デビューのFW西村拓真、FW相馬勇紀、FW町野修斗が2ゴールを挙げて、6-0と大勝した。
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W杯の本大会では、優勝経験のあるドイツ、スペインと対戦することが決まっている森保ジャパン。チームの主力である海外組の選手たちが、出場していない今大会で、どれだけ国内組の選手たちがアピールできるかが、このE-1選手権の最大の注目だ。
今回は、W杯が史上初めて欧州の各国リーグが開催されている冬に行われることになる。そのため、これまでの大会とは異なり、各国代表チームは十分な準備期間を大会前に取ることができない。
そうした状況についてE-1選手権香港戦の放映権を持つフジテレビの解説として出演した元日本代表MF松井大輔から「W杯は今回、1か月くらいの準備期間がないけれど、今回はどうなると思いますか」と問われた元日本代表の岡田武史氏は、「今のチームをベースにして、次のインターナショナルAマッチデーで最後の確認をするしかない。W杯直前はコンディショニング。そこでガタガタすると、修正する時間がない。1か月あれば、試したり、修正したりすることもできる」と、語った。
そのうえで松井もメンバー入りしていた2010年南アフリカ大会の準備期間について振り返り、「戦術的にも、新たなチャレンジができた」と言いつつも、「それがないというのは、日本よりヨーロッパの監督のほうが不安で仕方がないと思う」と、日本よりもドイツやスペインへの影響が大きいことを指摘した。さらに、ドイツ代表のハンジ・フリック監督が、選手たちと「Webミーティングをしている」ことを明かし、「代表選手のウェブミーティングってどういう感じになるのかな。やっぱり不安だから、何かしないといけないと思っているんでしょうね」と、予想した。
そして、現在の日本とドイツの力関係について、「今の日本代表は、確かにドイツよりも力が下かもしれないけれど、10回やったら3回くらいひょっとしたら勝てる。その3回をどうやって持ってくるかだけど、ドイツの方が不安はあるんじゃないかな」と、森保ジャパンのW杯初戦の勝利に期待を込めた。
これまでに日本とドイツは2度対戦して、通算成績は日本の1分1敗となっている。W杯で初のドイツ戦勝利を挙げるためにも、E-1選手権で日本代表の選手層を厚くしておきたいところだ。
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