なでしこジャパンが韓国を2-1で撃破 長野風花が決勝ゴール、E-1連覇へ幸先良いスタート

2-1と勝利したなでしこジャパン【写真:高橋 学】
2-1と勝利したなでしこジャパン【写真:高橋 学】

カシマサッカースタジアムで行われたE-1初戦で韓国女子代表と激突

 なでしこジャパン(日本女子代表/FIFAランキング13位)は7月19日、カシマサッカースタジアムで行われたE-1選手権の初戦で韓国女子代表(FIFAランキング18位)と対戦し、MF宮澤ひなた(マイナビ仙台レディース)、MF長野風花(ノースカロライナ・カレッジ/アメリカ)のゴールで2-1と勝利した。

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 前回大会(2019年)覇者の日本は、韓国との今大会初戦でMF猶本光(三菱重工浦和レッズレディース)、DF清水梨紗(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)らの国内組8人に、長野、MF林穂之香(AIKフットボール/スウェーデン)、DF宝田沙織(リンシェーピングFC/スウェーデン)の海外組3人を加えた先発メンバーで臨んだ。

 立ち上がりから日本は韓国の激しい守備を前にリズムを掴めず、攻め込まれるシーンが目立つ。後方からビルドアップを図るも、トップ下を務めた猶本へのボールは韓国守備陣がことごとくカット。中盤で起点を作れず耐える時間が続いたなか、前半12分には林がゴール前中央からミドルシュートを放つも、枠内へ飛んだボールは相手GKに阻まれた。

 そんななかで日本は同33分、敵陣右サイドを崩した流れで、MF成宮唯(INAC神戸レオネッサ)からの右クロスを中央で宮澤が合わせて先制。その後もボール支配で上回った韓国の攻勢は続いたものの、前半を無失点のまま折り返す。

 後半頭から猶本に代えてMF杉田亜未(ノジマステラ神奈川相模原)を投入しリズムを掴もうとした日本だったが、前線からの守備、長短織り交ぜたパスを駆使した韓国の攻撃を前に受け身に。すると後半14分、エリア内からMFチ・ソヨンに同点ゴールを決められ、試合を振り出しに戻される。

 運動量が徐々に落ち始め、嫌なムードが立ち込めてきた日本。それでも同20分、FW植木理子(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)が右サイドを突破し中央へクロスを供給すると、エリア内へ走り込んだ長野が右足ゴールを決めて、2-1と勝ち越しに成功する。

 その後、粘る韓国に再三日本ゴールを脅かされたが、最後まで1点のリードを守り切り2-1で勝利。大会連覇に向けて幸先良いスタートとなった。初戦をモノにした日本は、23日の第2戦でチャイニーズ・タイペイと戦う。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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