日本人ダービー白熱! ドルト香川不発もマインツ武藤がスーパーサブ弾で意地見せる

武藤は後半アディショナルタイムにヘディング弾

 後半最初のチャンスはマインツ。3分に右サイドのMFクレメンスがエリア内でGKとの1対1を迎えたが、シュートは枠を捉えられずにゴール上に外れた。

 ドルトムントは前半香川がアンカーのMFグバミンのマークに苦しんだこともあり、後半からインサイドハーフに香川とカストロが並ぶ4-3-3へ変更。さらに、ボール回しが落ち着かなかったこともあり、同13分にカストロに代えてドイツ代表MFバイグルを投入した。ボールを支配する展開は続いたが、決定的なシーンを作り出す場面は少なかった。香川も同32分にショートコーナーからデンベレとのワンツーでエリア内に侵入したがラストパスの精度を欠いた。

 マインツは同36分に武藤、同41分にMFデ・ブラシスと攻撃なカードを投入したが、反撃は実らず。同43分にシュールレがPKを獲得。これをオーバメヤンが右隅に決めてリードを2点に広げた。だが、武藤がアディショナルタイム2分に意地を見せる。デ・ブラシスのクロスからヘディングで今季初ゴールを決めたが、ドルトムント2-1で逃げ切った。

 この日は不発に終わった香川に対し、スーパーサブ弾を決めた武藤と試合結果とは対照的なパフォーマンスとなった。9月1日に行われる2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選を戦うために日本代表に合流する。ハリルジャパンでの2人の爆発が期待される。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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