C・ロナウドがビッグクラブへ売り込み攻勢 新天地候補にアトレチコ浮上…こだわる条件とは?
スペインの強豪アトレチコへ打診とスペイン紙報道
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)に出場するべくビッグクラブへの売り込み攻勢を行い、スペインの強豪アトレチコ・マドリードへの打診を行っているとスペイン紙「AS」が報じている。
今季、ユナイテッドはUEFAヨーロッパリーグ(EL)への出場となり、CLへの出場権を持っていない。キャリアの残りも短くなってきたロナウドは契約上の減俸に加え、常にCL出場を求める理由から敏腕代理人ジョルジュ・メンデス氏に依頼してCL出場権を持つビッグクラブへの売り込み攻勢を続けているとされる。
そうしたなかでもイングランドの強豪チェルシーやドイツの絶対王者バイエルン・ミュンヘンからはすでに「NO」が突きつけられている。現在は勝利に飢えたメンタリティーを共有できるディエゴ・シメオネ監督が率いるアトレチコを候補にしているという。
一方、アトレチコがそれを実現するには、ただでさえ4000万ユーロ(約64億円)は売却が必要だとされる今夏の移籍市場で、さらに選手の放出を重ねる必要性を迫ることになるという指摘もある。
ロナウドはチームのプレシーズンツアーである東南アジア遠征を、家族の問題を理由に回避し、欧州に残っている。ユナイテッドを今季から率いるエリック・テンハグ監督とはビデオ通話が行われ、指揮官からはロナウドが今季の計画に必要な存在だと力説を受けているものの、CL出場権を持たないことはロナウドにとって退団を希望する最大の理由であり続けているとされる。
ギリギリまで去就問題が話題になりそうなロナウドだが、古巣レアル・マドリードと同じ都市のライバルにも売り込みをかける状況からも、CL出場への執念は相当なものと見られる。敏腕代理人メンデス氏とのタッグは、CL出場の希望に合致した契約を勝ち取ることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)