神戸、残留から一転…MF橋本拳人のウエスカ移籍を発表 FIFA特別措置により「自分と向き合った結果、移籍の決断を」

MF橋本拳人が移籍【写真:Getty Images】
MF橋本拳人が移籍【写真:Getty Images】

FIFAの特別措置

 J1ヴィッセル神戸は7月18日、MF橋本拳人がスペイン2部SDウエスカへ移籍すると発表した。国際サッカー連盟(FIFA)のレギュレーションにより、ロシアのチームとの契約が一時停止された措置を受けたものとなる。

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 橋本は2020年夏にFC東京からロシア1部ロストフへ完全移籍。昨季はリーグ戦19試合6ゴールの活躍を披露し、2年目もリーグ戦10試合2ゴール2アシストの結果を残していていたが、ロシアによるウクライナへ進攻を受けてのFIFAの特別措置により、4月に神戸へ加入した。

 さらに、FIFAは6月21日にロシアによるウクライナ侵攻を受け、両国でプレーする外国籍選手たちが一時的に雇用契約を停止できる措置を2023年6月まで延長すると発表。当初の契約は22年6月30日までとなっていたなか、7月1日に神戸への残留を明らかにしていた。そこから、新たにオファーがあり今回の移籍を決断。神戸ではリーグ9試合に出場し、1ゴール挙げていた。

 橋本のコメントは以下の通り。

「このたび、SDウエスカに移籍させて頂くことになりました。自分が苦しい時期に声をかけてくれてクラブに招き入れてくれたヴィッセル神戸には感謝しかありません。また、自分の決断に理解を示してくれた三木谷会長をはじめクラブの皆様には、本当に感謝しております。夢であった海外挑戦が様々な事情で難しくなっていましたが、今回、改めて、オファーを頂き、自分と向き合った結果、移籍の決断をさせて頂きました。4ヶ月という短い期間でしたが、素晴らしいチームメイトと出会い、スタッフの方々に支えられてサッカーをできる喜びを改めて感じることができました。そして、サポーターの皆様には、苦しい時期、声の出せない状況のなかチームに寄り添ってくれて拍手を送って下さり感謝の気持ちでいっぱいです。僕自身なかなかチームに貢献できず、このタイミングでの移籍ということで本当に申し訳ない気持ちですし、チームに必要としてもらった中でこの決断をすることはとても苦しかったです。ただ、ヴィッセル神戸でプレーさせてもらえたからこそ、このチャンスを頂けたと思うので、今後活躍し、飛躍することで皆さまに恩返ししていきたいと思います。最後になりますが、ヴィッセル神戸に関わる皆様と闘った日々は自分にとってかけがえのない時間になりました。ヴィッセル神戸でプレーできて良かったなと心の底から思っています。本当にありがとうございました。また会える日を楽しみにしています」

(FOOTBALL ZONE編集部)



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