ソシエダ移籍秒読み…久保建英と「最大の失敗」元韓国代表FWを現地メディア比較「どうしても連想させる」
レアル・ソシエダでプレーした元韓国代表FWイ・チョンス氏に現地メディアが言及
スペイン1部レアル・マドリードに所属する日本代表MF久保建英は、レアル・ソシエダへの移籍が秒読みとされるなか、スペインメディア「El Confidencial」は「最大の失敗だった」という元韓国代表のアタッカーと久保を重ね合わせている。
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記事では、レアルが久保の保有権半分を600万ユーロ(約8億4000万円)でソシエダに売却する一方、今後5シーズンは買い戻す権利を保有する形で合意と報道。「レアル・マドリードは新天地が決まる日本人選手を手放さないことに成功した」と記し、「もしこの日本人選手がソシエダで爆発的に活躍すれば、サン・セバスティアンのクラブ(ソシエダ)が彼を引き留めるのは難しくなる」と続けている。
一方、記事では「レアル初の日本人選手の加入は、イ・チョンスをどうしても連想させる」と指摘。かつてソシエダに所属した元韓国代表FWイ・チョンス氏の名前を挙げている。イ・チョンス氏は高校卒業後に蔚山現代で2シーズンプレーし、若くしてスペインのソシエダへ完全移籍した。しかし1シーズン目は13試合ノーゴールと不発に終わり、翌シーズンはヌマンシアへ期限付き移籍。ここでも15試合ノーゴールと低パフォーマンスが続き、古巣・蔚山現代へと復帰していた。
「(イ・チョンス氏のソシエダ加入は)2003年の夏のことだ。間違いなく最大の失敗であった。その証拠に、この契約は母国メディアに取り上げられた。しかし、いわゆる“韓国のベッカム”は飛躍することなく、翌シーズンもヌマンシアで活躍せず、2年後に蔚山現代に移籍することになった」
また、のちにイ・チョンス氏が語ったコメントなども紹介し、久保との違いにも言及。「『当時、私は若く、また初めて国外移籍を経験した。もうちょっと頑張れたかもしれないが、その時は準備ができていなかった』と数年後に韓国人は告白した。当時のイ・チュンスより久保は1歳若く、日本人はすでにスペインでの経験があるのが違いだ」と触れており、ソシエダは期待と不安が入り交じった形で久保を迎えることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)