宮市亮、代表辞退の武藤嘉紀に「悔しいと思う」 10年ぶり招集に闘志「そういう思いも背負って頑張りたい」
10年ぶりの代表招集に「本当に身が引き締まる思い」
森保一監督率いる日本代表は7月のE-1選手権で香港(19日)、中国(24日)、韓国(27日)と対戦する。18日のオンライン取材に応じたFW宮市亮(横浜F・マリノス)は10年ぶりの代表招集に「本当に身が引き締まる思い」と語った一方、負傷の影響で代表を辞退したFW武藤嘉紀(ヴィッセル神戸)にも思いを馳せ、「悔しいと思う。そういう思いも背負って頑張りたい」と闘志を燃やした。
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2012年に2キャップを刻んだ宮市だが、それ以降は度重なる怪我もあり日本代表からは遠ざかっていた。「本当に身が引き締まる思い。選出された時にも嬉しさと責任感とコメントしたけど、それが高まっている」と10年ぶりの招集に喜びもひとしおだ。
中京大学附属中京高校を卒業後、アーセナル、フェイエノールト、ボルトン、ウィガン、トゥウェンテ、ザンクトパウリを渡り歩き、21年夏から横浜FMに在籍。「怪我に関しては自分1人では来られなかった。マリノスに帰ってきてからメディカルスタッフに尽力してもらっていて、感謝したい。出場機会も増えてリズムが出てきて怪我もしにくくなっていると思う」と語る。
今季はリーグ戦15試合3ゴールの結果を残すなか、「ターニングポイントになったのは神戸戦で起用してもらったこと。チャンスをもらえて、結果は出なかったけど自分なりのパフォーマンスを見せられた」と言及。今季リーグ戦初出場となった3月2日のJ1リーグ第10節ヴィッセル神戸戦(2-0)がターニングポイントと振り返っている。
怪我に悩まされるキャリアを過ごしてきた宮市は「チームとして大会を勝ち取りにいくピースにすぎない。この代表のためにプレーしたい。10年間いろいろなこともあり、自分なりに苦しい経験もして、そこから這い上がる姿というか。この期間中にも武藤選手が怪我をして代表に来られず悔しいと思う。そういう思いも背負って頑張りたい」とコメント。大会直前、負傷で代表を辞退した神戸FW武藤の思いも背負い、10年分の思いをピッチで表現する構えだ。