【日本代表】E-1香港戦スタメン考察 ベースは横浜FM勢、宮市&水沼の両ワイド起用を予想
E-1選手権初戦の香港戦、個々のアピールに注目
森保一監督率いる日本代表は7月19日、E-1選手権の香港戦に臨む。国内組26名で挑む今大会で焦点となるのは、代表チームの枠組みでいかに個々がアピールできるかだろう。カタール・ワールドカップ(W杯)まで半年を切ったなか、限られたチャンスを生かす者は現れるか。ここでは、香港戦での先発メンバーを考察する。
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今大会のメンバー発表の場で、森保監督は「戦いの中で選手層をより厚くする、結果、内容を持ってW杯に向かいたい」とコメント。現状、カタールW杯のメンバー入りが見込まれる面々は、その大多数が欧州組で占められている。国内組から抜擢される可能性は限りなく低いとはいえ、アピール次第ではその道を切り開くのも可能だろう。
「国内組、Jリーグの価値を示す戦い」(森保監督)を示すうえで、まずは初戦となる香港戦で幸先良いスタートを切りたいところ。もっとも、今大会を迎えるにあたり十分な準備期間が設けられているわけではない。A代表初選出10人を含むメンバーたちは直前の16日、17日にリーグ戦を戦い、そこから代表チームとしての活動に時間を充て、連係確認を行ったうえで香港戦に臨まざるを得ない。
そうした状況でチームとしての機能性を持たせるには、ある程度、計算の立つ面々を並べるのは一手。今大会のメンバーには、リーグ戦で首位を走る横浜F・マリノスから最多7名が選ばれているので、彼らをベースにスタメンを組むのもありだろう。なお、サンフレッチェ広島からも6名が選ばれているが、直近のリーグ戦から中一日というタイトな日程を考慮し、香港戦でのスタメンからは除外した。
中盤から前線には、横浜FM勢を4名起用。とりわけ注目は、4-3-3のアンカーに据えたMF岩田智輝だ。クラブでは試合ごとにボランチ、センターバックで起用されているなか、強度の強い守備やカバーリング力で存在感を発揮。局面ごとの判断も良く、相手ボールからカウンターを発動されても、先読みした動き出しでボール奪取するシーンが今季はたびたび見られる。
現在25歳と選手として脂が乗っているタイミングだけに、A代表としてどこまでアピールに成功できるか、注目に値する戦力の1人だろう。また、同じ横浜FM勢で言えば、10年ぶりの代表復帰を果たしたFW宮市亮のスピード、バイタルエリアで効果的な働きを示しつつ、ハードワークでも貢献できる初招集MF水沼宏太の奮起にも期待。クラブでの好調ぶりをそのまま代表でも持ち込めるようであれば、その先の道が開けるかもしれない。