「簡単というのは間違い」 浦和ユンカー&ショルツが実感したJリーグのレベルとは?「過小評価されている」

浦和で活躍するFWキャスパー・ユンカー&DFアレクサンダー・ショルツ【写真:Getty Images & 高橋 学】
浦和で活躍するFWキャスパー・ユンカー&DFアレクサンダー・ショルツ【写真:Getty Images & 高橋 学】

母国メディアのインタビューに登場、Jリーグ&日本人選手への印象に言及

 J1浦和レッズのデンマーク人助っ人FWキャスパー・ユンカー、DFアレクサンダー・ショルツが、母国メディアのインタビューに登場。ともに来日2シーズン目を迎えているなか、日本のJリーグに抱いた印象を明かしている。

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 28歳のユンカー、29歳のショルツはともにデンマーク出身で、先にJリーグの舞台に足を踏み入れたユンカーは、昨年5月のルヴァンカップでJデビューし初得点をマーク。そこからゴールを量産し、1年目のリーグ戦では21試合9ゴールの成績を残した。

 一方のショルツは、昨夏に母国のFCミッティランから加入。最終ラインで絶大な存在感を見せ、浦和の天皇杯獲得に大きく貢献すると、今シーズンも手堅い守備と力強く持ち上がっていくドリブルをトレードマークに、主力CBとしてチームを支えている。

 そんなデンマーク人コンビが、母国のサッカー専門サイト「TIPSBLADET」に掲載されたインタビューに登場。来日2シーズン目を迎え、Jリーグへの印象を述べているなか、両者は“簡単なリーグ”ではないことを強調している。

 ショルツは「デンマーク人は、こっちに来れば自国より簡単だと思っているようだが、それは全くの間違いだ。来る前に思っていたよりずっと大変。もっとデンマークやヨーロッパの選手が来て、リーグがそれにふさわしいものになることを本当に願っています。(Jリーグは)過小評価されている」と、見解を示している。

 一方のユンカーも、ショルツの主張に口を揃える。日本でキャリアを積みたいというデンマーク人からの問い合わせを何件か受けているようだが、「中には簡単だと思っている人もいるが、そうではない。中国と同じだと思ってる人が多いんだ。でも日本と中国には大きな違いがある。低いレベルでプレーしながら、良い給料、楽な生活。でも、全然そんなことはない」と語った。

 さらに両選手は、Jクラブでプレーする日本人選手の特徴にも言及。双方とも「クリエイティブではない」という意見で一致しているようで、ユンカーは「“創造性”は非常に低い。彼らは指示されることに慣れてしまっている。クリエイティビティを持っている人はほとんどが優秀なので、すぐにヨーロッパで活躍することになるでしょうね」と見解を述べた。

 日本の環境にすぐさまフィットし、浦和の貴重な助っ人として存在感を放ってきたユンカーとショルツ。そんな2人が抱いたJリーグ、日本人選手への印象が事細かく母国へと伝えられていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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