ジェズスのアーセナル移籍を妨害、“強奪”画策の英クラブとは? 「最後の数日間とても努力」
スターリングを獲得したチェルシーが“横やり”と代理人暴露
日本代表DF冨安健洋の所属するイングランド1部アーセナルは、今夏の移籍市場でマンチェスター・シティからブラジル代表FWガブリエル・ジェズスを獲得した。この移籍が正式に決まる直前に、横やりを入れてきたクラブがあったと代理人が主張している。英紙「メトロ」が報じた。
アーセナルは今夏の移籍市場で、ジェズスをプレミア王者のシティから獲得。移籍金は4500万ポンド(約74億円)と報じられている。加入初戦のニュルンベルク戦で、後半からの出場でいきなり2ゴールを挙げたジェズスは、7月16日のエバートン戦(2-0)でも前半33分にCKの流れから先制点を記録。さらに3分後には、イングランド代表MFブカヨ・サカのゴールをアシストし、チームの全得点に関与した。
加入から2試合で、早くも新エースにふさわしい存在感を示しているジェズスだが、移籍決定直前に、ハイジャックしようとしたクラブがあったと、代理人のマルセロ・ペッティナティ氏が明かした。
「チェルシーは、アーセナルへの移籍をハイジャックしようとしたクラブの一つだ。彼らは最後の数日間、彼を獲得するためにとても努力した。しかし、その時点でもう私たちは新たなプロジェクトを決定していたんだ」と、同じロンドンを本拠地とするライバルクラブからの横やりがあったと説明している。
ジェズスは、アーセナルへの移籍を決めた要因の一つに、かつてマンチェスター・シティでコーチを務めていたミケル・アルテタ監督の存在を挙げ、クラブの公式HPでは「彼は僕のことを、とても助けてくれた。練習後も付き合ってくれて、シュート練習などを一緒にしていた」と、その関係性の深さを明かしていた。
チェルシーは今夏、ジェズスのチームメイトであったイングランド代表FWラヒーム・スターリングをシティから獲得したが、アルテタ監督との深い関係性のあるジェズスとの両取りは難しいプランだったのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)