32歳MF水沼宏太、初のA代表入りで“らしさ”貫徹 父・貴史氏は「これからが大事だよと」
E-1選手権に向けたオンライン会見に対応
森保一監督率いる日本代表は7月17日、E-1選手権に向けたオンライン会見を実施。32歳で初のA代表入りを果たした横浜F・マリノスMF水沼宏太は、今大会メンバー最年長としての意気込みとともに、元日本代表で父親の貴史氏から伝えられたメッセージも明かした。
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2020年の横浜FM復帰後、今季で在籍3シーズン目を迎えた水沼は大きく飛躍。リーグ戦でわずか1試合の先発機会しかなかった昨季から一転、今季はここまで12試合(19試合出場)でスタメンに名を連ね、好守にわたるハードワークも厭わない献身ぶりで首位を走るチームを支えている。
16日のサガン鳥栖戦(2-2/アウェー)では、途中出場から貴重な同点ゴールをマークするなど、ここぞの貴重な働きぶりが光り、ベテランの域に達した32歳での初の代表入りを勝ち取った。「サッカー選手である以上、目指してきた場所。初めて入ったのは嬉しい。これが終わりではなくスタートライン」。今大会メンバー最年長となるなか、「自分らしく、元気にいつも通りひたむきにプレーしたい」と、意気込んだ。
父の貴史氏はかつての日本代表戦士で、現在は指導者と解説者を務める。「選んでもらったと聞いて、すぐに連絡したら喜んでくれた。今まで頑張ってきてよかったねと言われたけど、これからが大事だよと。自分の考えと一緒だった。これから追い越すためにも、もっとギラギラした自分を出していかないと。電話で話しました」と、初のA代表入りへメッセージを伝えられたことも明かした。
初戦の香港戦まで、残された時間はわずか。チーム全体での準備期間が十分取れないなかで、水沼は「短い期間でもチームとして先につながる大会にしないといけない。結果を出さないと次はないと思うので一体感を持って戦える集団の一員になれれば」と、自身の見解を顕示。「攻撃の選手は結果を求められると思うので、それを示すプレーができれば価値につながると思う」と語った。