「完璧な選択をしてきた」 シティ新加入ハーランド、自身のキャリアに言及「何も不満はない」
今夏にマンチェスター・シティへ移籍、これまでのキャリアに言及
イングランド1部マンチェスター・シティは、ドイツ1部ドルトムントからノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドを獲得した。世界有数のストライカーのプレミア移籍に、昨シーズン途中までマンチェスター・ユナイテッドの指揮を執ったオレ・グンナー・スールシャール氏が祝福メッセージを送るとともに、これまでのキャリアを振り返り「何も不満はない」と語っている。英紙「メトロ」が報じている。
今夏の移籍市場で5100万ポンド(約84億円)の移籍金でプレミア王者へ加入したハーランド。かつてノルウェーのモルデFKでは、スールシャール監督の下でプレーしていた。その後、ユナイテッドの監督に就任したスールシャール氏は、在任中にクラブに対してハーランドの獲得を進言したが、実現することはなかった。
ドルトムントに在籍した期間に、公式戦89試合で86得点を挙げたストライカーが、シティへ移籍したことを受け、スールシャール氏はハーランドにメッセージを送ったようだ。
記事によると、ハーランドは「僕がシティと契約を結んだ時。彼は祝福のメッセージを僕に送ってくれた。そこには『マンチェスターの間違ったほうに行ってしまったけれど、幸運を』と書いてあった」と、明かしたという。
また、スールシャール氏との関係については「僕たちは時々、話をしているよ。知っているように、彼は僕がモルデに在籍した時、その後のキャリアにとっても非常に重要な影響を与えてくれた。彼はとても良い人だよ」と明かした。
さらに「3年前、シティはアグエロがいたから、僕のことを欲しがらなかった。当時はシティに行くという選択肢はなかった。それに僕も、イングランドではない国でプレーするべきだと感じていた。これまでのキャリアで何度もここに来る機会があったけれど、別の場所にいるべきだと思ったし、とても良い選択だったと感じている。モルデに行ってから、ザルツブルク、ドルトムントと完璧な選択をしてきた。何も不満はない」と、満を持してのイングランド挑戦を前に自身の選択が正しかったことを強調している。
スールシャール氏の期待に沿うユナイテッド加入とはならなかったが、プレミア王者に加入したハーランドは、どのようなプレーをイングランドで見せてくれるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)