チェルシー、シティの82億円DF獲得断念と英報道 5年ぶりの古巣復帰は“幻”へ
オランダ代表DFナタン・アケの獲得に動くも、移籍金交渉で難航
イングランド1部プレミアリーグのチェルシーは最終ラインの補強としてマンチェスター・シティのオランダ代表DFナタン・アケの獲得に動いていたが、移籍金で合意することができず、獲得は見送ることになったようだ。英公共放送「BBC」などが報じた。
今夏の移籍市場で積極的な補強に乗り出しているチェルシー。マンチェスター・シティからイングランド代表FWラヒーム・スターリングを獲得したのに加え、ナポリからセネガル代表DFカリドゥ・クリバリの獲得することが決定的となっている。
そのほかにもマンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドへの関心も伝えられるなどさらなる大物加入の噂も浮上していたが、トーマス・トゥヘル監督が求めているのはドイツ代表DFアントニオ・リュディガー(→レアル・マドリード)、デンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセン(→バルセロナ)が退団した最終ラインの強化。そこで浮上していたターゲットがアケだった。
しかし、「BBC」によればチェルシーのオファーはシティの評価額に届かなかったため、27歳のレフティーはマンチェスターに残留することになったという。英紙「デイリー・メール」は両クラブがアケの移籍金5000万ポンド(約82億円)を巡って数週間前から交渉を続けてきたが、合意には至らなかったと伝えている。
アケは15歳でチェルシーのアカデミーに入団したが、トップチームでの出場は17試合にとどまっていた。ローン移籍を繰り返した後、17年にボーンマスへ完全移籍。さらに2020年にシティへと渡っていた。5年ぶりの古巣復帰は実現しないようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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