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オーバメヤンの静かな怒り 相棒ムヒタリアンの今夏マンU急転移籍は「OKとは言い難い」
敬意を欠いたムヒタリアンの移籍騒動
「最終的に、身の回りで起きたことには納得しなければならない。ただ、直接目を見て話し合わなければいけないこともある。どのように移籍をするのか。すでに公にいくつか実現に至っているが、OKとは言い難いものもあったね。元同僚に対して、これ以上語る必要はないわけだが……。皆さんがご存知の通り、僕はオープンで正直な人間だ。いつか移籍について話し合わなければいけない時が来れば、僕は余裕を持って話を持ちかける。それは約束するよ」
ムヒタリアンは今夏、ドルトムントとの契約が残り1年に迫っていたが、契約を全うする方針で固まっていたという。しかし、一転してユナイテッドへの移籍が決定。独紙「ビルト」によれば、ムヒタリアンはトーマス・トゥヘル監督に「ユナイテッドへ行く」と一方的なメールを送るに留まっていたという。DFマルセル・シュメルツァーも「多くの選手が彼から今季の(残留という)プランを聞いていたから、最終的に移籍を決断したことに驚きを隠せなかった」と、同僚の突然の退団にショックを受けていた。
「いつかレアルでプレーしたい」と公に将来の移籍希望を明言してきたオーバメヤンにとって、急転した移籍騒動はチーム作りを進めるクラブに迷惑をかけるものだとし、昨季ホットラインを築いた相棒ムヒタリアンの敬意を欠いた振る舞いに静かな怒りを示していた。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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