「ベジェリンが彼を押し出すことはない」 アーセナル冨安、新シーズンもレギュラー安泰と元プレミアリーガーが太鼓判
元スコットランド代表DFアラン・ハットン氏が冨安を高く評価
イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は昨季イタリア1部ボローニャから加入し、右サイドバックで不動のポジションを確立した。新シーズンからレンタル先のスペイン1部ベティスからスペイン代表DFエクトル・ベジェリンが復帰したが、レギュラーの座は安泰と見られているようだ。
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昨季の冨安は第4節ノリッジ・シティ戦(1-0)でプレミアリーグデビューを飾ると、質の高いパフォーマンスでミケル・アルテタ監督からの信頼を獲得。デビューから15試合連続スタメン出場を続けた。年明け以降はふくらはぎの負傷に悩まされたが、右サイドバックのファーストチョイスという評価は揺らがなかった。
同じポジションにはポルトガル代表DFセドリック・ソアレスが控え、ベティスへレンタル移籍していたベジェリンもチームに復帰。しかし、新シーズンも冨安の立場が揺らぐことはなさそうだ。現役時代にはアストン・ビラなどプレミアリーグの複数クラブに在籍し、自身も右サイドバックとして活躍した元スコットランド代表DFアラン・ハットン氏は英メディア「フットボール・インサイダー」でベジェリンの去就問題について触れつつ、冨安への高い評価を明かしている。
「正直に言えば、彼(ベジェリン)はもう彼の時間は終わったかもしれない。深刻な怪我する前(2019年に膝の前十字靭帯を断裂)の彼は電光石火のスピードを持ったレギュラー選手で、永遠にそこにいるだろうと思えた。だが、ここ数シーズンはうまくいっていない。レンタル移籍は彼にとって正しい選択だったと思う。気分良くプレーできたはずだし、動きも良かった。(アーセナルには)今、冨安がいて、彼がフィットしている時は別格だ。ベジェリンが彼を押し出すことはないだろう」
ハットン氏は、「ミケル・アルテタは冨安のような選手が右サイドバックのナンバーワンとして見ている」と続けている。冨安は対人や空中戦の強さを生かした守備で安定感があり、攻撃面に特長のあるセドリックよりも重宝されていた。それだけに同様に攻撃面に特長のあるベジェリンが冨安からポジションを奪うのは難しいとしたうえで、「個人的には、彼は移籍すると思う」と持論を展開していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)