浦和リンセンが加入会見 クラブは「ラストピース」と期待、本人もゴールに意欲「常にFWでプレーしてきた」
西野務テクニカルダイレクターは待ちに待っての獲得だったことを示唆
J1浦和レッズは7月14日、新戦力のオランダ人FWブライアン・リンセン加入の記者会見を行った。背番号「9」に決まったストライカーは、「チャンスで常に冷静にプレーする」と話している。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
リンセンはオランダ1部の名門フェイエノールトから加入。170センチの上背ながらゴール前で勝負強さを発揮するストライカーという評判が高い。西野努テクニカルダイレクター(TD)は「時間はかかったが、ラストピースと話していたブライアン・リンセン選手の獲得を発表できる」と語った。
また、西野TDは「去年の夏から追い続けていた。この冬のマーケットで違う選手を獲得するか、夏にリンセンを獲得するか選択肢があったが、結果的にリンセンを夏に獲得することを選んだ」と、待ちに待っての獲得だったことを明かした。
背番号「9」に決まっているリンセンは、「去年フェイエノールトでストライカーとして実績を残してきた。その自信を持ちながらプレーするには9番が必要。常にFWというポジションでプレーしてきた。特に危険なスペースに侵入することを重点的に考えている。重要なのはチャンスで常に冷静にプレーすることだ」と話している。
浦和はリーグ戦で11引き分けを記録するなど勝ち切れない印象を示している。その大きな要因に得点力不足と、デンマーク人FWキャスパー・ユンカー以外にストライカータイプの選手がいないことも挙げられる。半年間を待ってでも獲得したリンセンがどれだけのプレーを見せるか期待される。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)
page 1/1