バルサの資金難は変わらず ラフィーニャ獲得の余波でデパイら4選手を“強制放出”か
デパイ、ウムティティ、ブライトバイテ、ネトの4選手を放出へ
スペイン1部FCバルセロナは、イングランド1部リーズからブラジル代表FWラフィーニャを獲得したことを発表した。経済的に厳しい状況にあるなか、新たに大金を投じてアタッカーを補強したことで、複数の選手を手放さなければいけない状況だと、英紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。
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イングランド1部チェルシーとアーセナルも、獲得を目指していたとされるラフィーニャだが、最終的にはスペインの名門を新天地に選んだ。移籍金は4900万ポンド(約80億円)に加え、800万ポンド(約13億円)のボーナスが上積みされるため、90億円以上になる可能性があるという。
昨夏には財政難のため、看板選手であるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)との契約延長ができなかったバルセロナは、今も経営的には難しい状況にあるとされる。その一方で、他クラブから関心を示されていたフランス代表FWウスマン・デンベレとも契約を延長。放映権を売却することで資金調達に成功したとされるが、複数の選手がクラブを離れる必要があるという。
すでにブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョ(アストン・ビラ)、アルバニア代表FWレイ・マナイ(ワトフォード)、そしてブラジル代表DFダニエウ・アウベス(退団)がクラブを離れているが、記事では「それだけでは十分ではない」として、オランダ代表FWメンフィス・デパイ、フランス代表DFサミュエル・ウムティティ、デンマーク代表FWマルティン・ブライトバイテ、さらにブラジル代表GKネトの4選手を放出することを余儀なくされる見通しにあると報じている。
デパイはイングランド1部トッテナムから関心を示されていたが、一部では北ロンドンのクラブへの移籍を拒否したとも報じられている。また、ウムティティもメディカルチェックで異常が見つかったとして、獲得に動いていたフランス1部レンヌが撤退。代理人は、コンディションに問題はないと否定しているが、バルサはどこにも売却できなかった場合、契約解除をする準備も進めているようだ。
下部組織出身のスペイン人MFオスカル・ミンゲサやMFリキ・プッチも、すでにクラブから放出する意向を示されているという。現在、ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンのポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキの獲得にも動いているとされるバルサだが、資金繰りはかなり厳しい状況にあると言えそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)