リンセンは「9番」を託され、ストライカーとして期待

　浦和レッズは7月14日、新戦力のオランダ人FWブライアン・リンセンのオンライン加入記者会見を実施した。シーズン後半戦で得点が期待されるストライカーは、「今回の移籍に関しては、サッカーのみならず人生で大きな機会だと思った」と日本行きについて話している。

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　リンセンはオランダ1部フェイエノールトからの移籍加入。オランダ1部で通算341試合出場108ゴールの実績を残してきたが、特に2020年夏のフェイエノールト加入後にストライカーとして本格的に開花したという。自身も「もともとウインガーだったが、フェイエノールトでもっと内側に入って危険なプレーができるとアドバイスを受けた。最初は順応に時間が必要だったが、今では中央でのプレーを楽しんでいる。ボックス内で相手と戦うことを常に意識している」と語る。

　2021-22シーズンはオランダ1部で34試合13ゴール8アシストと活躍。そして、浦和では背番号「9」に決まり、「去年フェイエノールトでストライカーとして実績を残してきた。その自信を持ちながらプレーするには9番が必要。重要な局面で得点してきたと自負している。常にプロとして向上心を忘れずに過ごしている。相手選手も自分の良いところを消してくるので、常にアップデートして上回るための結果を求めないといけない。その向上心が安定した結果を残している要因だと思う」と分析した。

　その加入を待ちわびていたのは、浦和の西野努テクニカル・ダイレクター（TD）も同様だったようだ。まず「今の浦和レッズのFWに求めるものをすべて持っている。守備でも攻撃でもコンビネーションでも期待している」と評価し、「去年の夏から追い続けていた。この冬のマーケットで違う選手を獲得するか、夏にリンセンを獲得するか選択肢があった。結果的にリンセンを夏に獲得することを選んだ」と、念願の補強だったことを話した。