クリバリの契約は残り1年となっている

　イングランド・プレミアリーグの強豪チェルシーは同国代表FWラヒーム・スターリングの獲得を発表したが、次なる補強としてイタリア・セリエＡのナポリからセネガル代表DFカリドゥ・クリバリを獲得することが決定的になったという。

　チェルシーは今年に入ってロシアによるウクライナ侵攻が勃発したことにより、前オーナーのロマン・アブラモビッチ氏の資産が英国内で凍結するなどの影響からオーナー交代が起こった。5月には米国人実業家のトッド・ベイリー氏のグループが新オーナーに就任している。

　その最初の補強がスターリングになったが、守備の要として期待できるクリバリについて移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者は7月13日に、「（現地時間14日の）木曜日にロンドンでメディカルチェックが行われる。ナポリと合意には達している。彼は今夜、すでにロンドンにいる」とツイッターに投稿。さらに「契約は準備されている。ラヒーム・スターリングに次ぐ2番目の補強になる」とレポートした。

　ロマーノ記者によるとすでにチェルシーとクリバリの間では個人的な条件では合意済みで、同様にターゲットとしていたユベントスのオランダ代表DFマタイス・デリフトの獲得レースでバイエルン・ミュンヘンの後塵を拝しているため、クリバリ獲得を急いだとしている。

　2014年から長らくナポリでプレーし、世界最高峰のセンターバックの1人として名高いクリバリは過去にもビッグクラブが獲得に動いてきたが、ナポリが確保し続けてきた。しかし、31歳になって残り契約が1年という状況だった。