南野拓実は「上昇曲線を描いているわけではない」 専門家が指摘する“効果発動”の条件は?

モナコに移籍した日本代表MF南野拓実【写真:Getty Images】
モナコに移籍した日本代表MF南野拓実【写真:Getty Images】

モナコグッズは「売り上げ増」の見込み

 日本代表MF南野拓実は、フランス1部ASモナコへの完全移籍が決定した。ワールドカプ(W杯)イヤーということもあり、新天地で飛躍を誓うなか、現地メディアは“南野効果”の行方について注目している。

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 南野は、2020年1月にオーストラリア1部ザルツブルクからイングランド1部リバプールへ移籍。21年2月にサウサンプトンへ期限付き移籍し、21年夏から再びリバプールへ復帰したなか、2021-22シーズンは限られた出場機会のなかで公式戦20試合10ゴールの結果を残してFAカップとリーグカップの2冠に貢献していた。

 去就が注目されていたなか、南野はフランス1部モナコと2026年までの4年契約を締結。すでにチームに合流し、トレーニングで華麗なシュートも決めてアピールしている。

 そのなかで、モナコ誌「モナコトリビューン」は、南野のマーケティングにフォーカス。「モナコが“南野効果”の恩恵を受けたいのであれば、日本代表アタッカーはプレーしないといけない。そして、活躍しなければならない。南野のパフォーマンスが重要になる」として、経済学専門家のジャン=パスカル・ガイヤン氏のコメントを紹介している。

「南野は日本で高い評価を受けている。日本代表ではスターストライカーの1人だ。モナコグッズの売り上げは増えるはずで、日本でユニフォームが記録的な販売数となるかもしれない。しかし、その勢いを継続するためには活躍が不可欠だ。彼は上昇曲線を描いているわけではない。アジアのプレーヤーがヨーロッパで長期にわたって活躍できず、苦労するのは珍しいことではない。適応と言語の壁が問題になることがある。しかし、活躍する可能性も秘めている」

 リバプール在籍時も、アジアへのマーケティングで注目を集めていた南野。新天地においても、ピッチ外の貢献も期待されることになりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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