クロップ監督、今夏のリバプール補強“完了”を示唆 ベリンガム獲得が噂も「市場に出ていない」と一蹴
中盤にはベテランから若手まで多彩な人材、指揮官は選手層に自信?
イングランド1部プレミアリーグのリバプールは今夏の移籍市場での補強をすでに完了させたようだ。ユルゲン・クロップ監督はこれ以上の選手獲得に動くつもりがないことを示唆した。英紙「デイリー・ミラー」が報じている。
昨シーズン国内カップ2冠を達成したリバプール。新シーズンに向け、セネガル代表FWサディオ・マネ(→バイエルン・ミュンヘン)、ベルギー代表FWディボク・オリギ(→ACミラン)、日本代表FW南野拓実(→ASモナコ)などが退団した一方で、ウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェス(←ベンフィカ)、U-21ポルトガル代表MFファビオ・カルバーリョ(←フルハム)、U-21スコットランド代表DFカルヴァン・ラムゼイといった選手をチームに加えた。
移籍市場はまだ1か月以上あるが、補強に関してはおおよそ完了しているようだ。ドルトムントのイングランド代表MFジュード・ベリンガムの引き抜きというビッグディールの噂は絶えずあるが、チームを率いるクロップ監督は今夏に中盤の強化を急ぐ必要はないと考えているようだ。
MFの補強について聞かれたドイツ人指揮官は次のように応えている。
「ノーだ。ミッドフィールドに何かが起こるとは考えていない。もちろん、何が起こるかは分からない。もし誰かが『出ていきたい』と言えば可能性はある。誰も私のところには来ていないが、もし来るなら話す必要はある。だが、今の状況で誰かを獲得しなければならないというなら、その理由を誰か私に教えてくれ」
再三伝えられているベリンガムの噂についてクロップ監督は「彼は市場に出ていない。彼に関する最初の問題はそのことで、それが唯一の問題点でもある」と獲得の可能性がないことを強調している。
リバプールの中盤には主将のイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンを筆頭に、ファビーニョ、チアゴ・アルカンタラ、ジェームズ・ミルナー、ナビ・ケイタ、アレックス・オックスレイド=チェンバレンといった経験豊富なタレントが揃い、ハービー・エリオットやカーティス・ジョーンズ、新加入のカルバーリョなどの若手も控えている。クロップ監督はこの選手層に自信を持っているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)