バイエルン、来夏ケイン獲り浮上 レバンドフスキ後継者として“リストアップ”と独指摘

トッテナムFWハリー・ケイン
トッテナムFWハリー・ケイン

移籍スペシャリストのロマーノ記者はトッテナムが放出に応じないと指摘

 ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンに所属するポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキは、クラブを退団することを希望している。スペイン1部バルセロナなどから関心を寄せられているストライカーが退団した場合、バイエルンはイングランド1部トッテナムに所属するイングランド代表FWハリー・ケインを後継者に据えたい考えがあるようだ。ドイツ専門誌「キッカー」が報じている。

 バイエルンは、7月12日にドイツ代表GKマヌエル・ノイアーやドイツ代表FWトーマス・ミュラーらのメディカルチェックを予定している。レバンドフスキも、その中の一人だが、バルセロナへの移籍を希望している9番が、予定通りに姿を見せるかは不透明な状況だという。

 これまでバイエルンで過ごした8シーズンで、6度のリーグ得点王に輝いたレバンドフスキが移籍することになれば、攻撃面のテコ入れは不可避になる。しかし、レバンドフスキとの契約は2023年6月で満了を迎えるため、いずれにせよ来夏には、再びストライカーを探さなければならない状況に陥る。

 そうした状況でバイエルンは、28歳でトッテナムとの契約が2024年までとなっているケインを、後継者の一人としてリストアップしたようだ。記事では、「彼はバイエルンが求めるプロファイルにフィットする。求められているのは、すでにトップレベルで結果を出した完成されたストライカーだ。しかし、今夏の移籍市場での獲得は、経済的な側面から難しそうだ」と報じ、長期的なターゲットとして見ていることを伝えている。

 昨夏には、マンチェスター・シティへの移籍を目指したケインだが、アントニオ・コンテ監督の率いる現在のクラブには満足していると報じられている。移籍のスペシャリストであるファブリツィオ・ロマーノ記者は、「ハリー・ケインについて、話し合いも、交渉もない。トッテナムは常にアンタッチャブルな選手として考えており、バイエルンとの間には何もない」と、報道を否定するとともに、「スパーズは新たな契約について、すぐにでも話し合いを行いたい」と、クラブが契約延長に出る可能性を示唆している。

 今夏の移籍市場では、多くのストライカーが環境を変えているが、レバンドフスキとケインの去就は、どうなるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング