新潟“10番”本間至恩、欧州クラブ移籍へ完全移籍でクラブ間合意と発表 「小さな身体でも世界で戦えることを示したい」
今季はJ2リーグで22試合5ゴールを記録
J2アルビレックス新潟は7月8日、10番を背負う21歳のMF本間至恩が、欧州クラブへ完全移籍することについて、クラブ間の基本合意に達したことを発表した。
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新潟の下部組織出身の本間は、U-18に所属していた2017年に2種登録でトップチームの公式戦デビュー。翌年夏にトップチーム昇格が内定すると、19年にはJ2リーグで28試合に出場した。20年からは10番を託され、40試合7ゴールと飛躍。昨季は終盤戦で右大腿二頭筋肉離れによる離脱はあったが、32試合5ゴールの成績を残した。
今季ここまで22試合で5ゴールを記録していた本間は7月8日に新潟での活動を離れ、近く渡欧し、メディカルチェックなどを経て、正式契約を結ぶという。
■本間至恩コメント
「このたび、欧州のクラブへの移籍に挑戦するため、アルビレックス新潟を離れる決断をしました。幼い頃からアルビレックス新潟に関わり、U-15からオレンジ色のユニフォームに袖を通して9年半の間、自分を成長させてくれたクラブに心から感謝しています。また、常に温かい応援をしてくれるサポーターをはじめ、大きな期待を寄せてくださっている地域の皆さん、新潟に関わるすべての皆さんにも感謝を伝えたいです。
J1昇格争いの中でチームを離れることへの申し訳なさや辛い気持ちもありますが、自分自身のサッカー人生において、少しでも上に行くための挑戦を選択しました。自分のような小さな身体でも世界で戦えることを示したいですし、これまで支えてくださった方々へ恩返しができるように精一杯がんばってきます。
悔いが残るのは、4万人のビッグスワンでゴールを決めることや、サポーターの皆さんのチャントを聞けなかったことです。その夢やJ1昇格は、アルビレックス新潟で活躍する選手のみんなに託したいですし、絶対に叶えてくれると信じています。
そして、今アルビレックス新潟のアカデミーに所属している選手たちには、どんなカテゴリーに所属していても、関わってくれている方々や、応援してくれる方々のためにと日々努力を続ければ、自身の目標に近づいていくことも伝えたいです。
最後に、自分は新潟で身につけたすべてのことに自信を持って、世界に挑戦してきます。これからも応援していただけると嬉しいです」
(FOOTBALL ZONE編集部)