マンU加入濃厚のエリクセン、元プレミアリーガーが重要な役割を期待 「フェルナンデスに助けを提供できる」
イングランド人FWキャンベル氏がポルトガル代表MFフェルナンデスのサポート役に指名
デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンは、イングランド1部マンチェスター・ユナイテッド加入が間近に迫っている。30歳の司令塔は低迷するチームの中で、重要な役割を果たすことが期待されているようだ。
エリクセンは2021年に開催されたEURO(欧州選手権)にデンマーク代表として出場するも、初戦のフィンランド戦の途中に心停止を起こすアクシデントに見舞われた。救命措置によって一命を取りとめたが、手術で植込み型除細動器(ICD)を装着。当時イタリア1部インテルに所属していたエリクセンだが、セリエAではICDを装着してのプレーは認められていなかったため、昨年12月に同クラブと契約を解消。リハビリ期間を経て、今年1月にイングランド1部ブレントフォードに加入していた。
6月末でブレントフォードとの契約満了を迎え、去就が注目されていたエリクセンはユナイテッドの加入に向かっており、すでに3年契約で大筋合意が伝えられている。
復活を遂げた司令塔の加入は“赤い悪魔”にどのような効果をもたらすのか。現役時代にはアーセナルやエバートンで活躍したイングランド人FWケビン・キャンベル氏は、英メディア「フットボール・インサイダー」で、孤軍奮闘のポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスを助ける重要な選手になれるとの展望を明かしている。
「(エリクセンが)フェルナンデスと一緒にプレーできるか? 私はできると思っている。フェルナンデスはトッププレーヤーだが、彼には助けが必要だ。昨シーズン、すべてが彼の肩にかかっていたが、彼はベストな状態ではなく、いつものフェルナンデスではなかった。彼にはより助けが必要なんだ。エリクセンならそれを提供することができるだろう」
近年ユナイテッドは低迷しているが、そのなかでチームを牽引しているのがフェルナンデスだ。2020-21シーズンにはプレミアリーグ37試合で18得点12アシストと圧巻のパフォーマンスを示したものの、昨シーズンは36試合で10得点6アシストに終わった。キャンベル氏は周囲のサポートが不足していると指摘した。
プレミアでの経験も豊富なエリクセンには、フェルナンデスの良きパートナーとしての期待が懸けられているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)