日本代表OBが推薦、森保ジャパンE-1選手権メンバー26人 遠藤航の代役に“一番ハマる存在”を指摘

アンカーは稲垣と岩田の2枚を想定

【DF/8人】
谷口彰悟(川崎フロンターレ/30歳)
中谷進之介(名古屋グランパス/26歳)
西尾隆矢(セレッソ大阪/21歳)
藤井陽也(名古屋グランパス/21歳)
山根視来(川崎フロンターレ/28歳)
小池龍太(横浜F・マリノス/26歳)
佐々木翔(サンフレッチェ広島/32歳)
永戸勝也(横浜F・マリノス/27歳)

 ディフェンダーは計算できる選手を入れないといけないポジションでもあります。A代表経験者の谷口、中谷、山根、佐々木はそれなりにやってくれるでしょう。ロシアW杯に出場した昌子源(ガンバ大阪)は、まだ復活し切れていない印象なので、センターバックには名古屋で3バックのリベロを務め、身長186センチと高さがあってカバーもできる藤井、今年1月の代表候補合宿に参加した西尾の若手コンビを入れました。

 右サイドバックは怪我から復帰した小池を見てみたいです。逆に、左サイドバックらしい選手があまりいなくて、永戸あたりが違いを見せられたら面白いと思います。

【MF】
稲垣 祥(名古屋グランパス/30歳)
岩田智輝(横浜F・マリノス/25歳)
森島 司(サンフレッチェ広島/25歳)
脇坂泰斗(川崎フロンターレ/27歳)
西村拓真(横浜F・マリノス/25歳)
樋口雄太(鹿島アントラーズ/25歳)
小屋松知哉(柏レイソル/27歳)

 MFはアンカーとインサイドハーフタイプで分類しました。稲垣は得点能力があるので、アンカーとしてバランスも取りつつゴールにも期待。岩田は遠藤航(シュツットガルト)の代役として一番ハマる存在だと思います。

 インサイドハーフでは脇坂が川崎とシステムが同じなのでアジャストも問題なさそうで、森島も2016年に広島で森保監督の指導を受けています。西村は本来1トップで使ってほしいですけど、得点能力、常にオフにならない抜け目ないプレーを、小屋松には細かく中央を崩して侵入するプレーを出してほしいです。

 ベテランの家長(昭博)は遅攻タイプなので森保ジャパンには合わない。北海道コンサドーレ札幌のMF高嶺朋樹、FC東京のルーキーMF松木玖生がどれだけやれるか、興味深いですが、まだ早いかなと判断しました。

栗原勇蔵

くりはら・ゆうぞう/1983年生まれ、神奈川県出身。横浜F・マリノスの下部組織で育ち、2002年にトップ昇格。元日本代表DF松田直樹、同DF中澤佑二の下でセンターバックとしての能力を磨くと、プロ5年目の06年から出場機会を増やし最終ラインに欠かせない選手へと成長した。日本代表としても活躍し、20試合3得点を記録。横浜FM一筋で18シーズンを過ごし、19年限りで現役を引退した。現在は横浜FMの「クラブシップ・キャプテン」として活動している。

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