「久保はノーと言う」 怪物ロナウド所有のバジャドリードへのレンタルに断りとスペイン紙報道
ソシエダとの交渉は難航、有力視されていたバジャドリードも要望に合わずか
日本代表MF久保建英の新天地を巡り、さまざまな情報が行き交っているなか、現地メディアは有力候補に挙がっていたスペイン1部レアル・ソシエダ入りが暗礁に乗り上げたとされる。“昇格組”のバジャドリードが獲得へ有利な状況になりつつあることが伝えられていたが、久保はオファーに断りを入れたようだ。スペイン大手紙「AS」が伝えている。
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マジョルカでのレンタル期間を終えた久保は、形式上、保有元のレアルへ復帰する形となる。しかし外国籍枠の問題、さらにはクラブ首脳陣を納得させるほどの戦力的価値を示せていない現状から、2022-23シーズンも他クラブへ移籍させることが有力視されている。
そうしたなか、移籍先の筆頭候補として挙がったのがソシエダだった。昨季リーグ戦6位でフィニッシュした同クラブは、レアルとの良好な関係性も含めて、久保の新天地として相応しい存在と見られていた。しかし、完全移籍での獲得にこだわるソシエダ側と、レンタル移籍、または、買い戻しオプション付きでの売却を譲らなかったレアル側との話し合いが平行線を辿り、交渉が難航していた。
そういった背景もあり、獲得に乗り出していた元ブラジル代表FWロナウドが会長を務めるバジャドリードが有力視されていたが、移籍の可能性は低いようだ。「AS」紙は「久保はバジャドリードにノーと言う」という見出しで、最新情報をレポートしている。
「久保の新シーズンに関心を示しているのはバジャドリード、オサスナ、レアル・ソシエダの3チーム。バジャドリードとオサスナはレンタルを要求した。久保側は欧州カップ戦に出場することが優先条件。久保はプロキャリアをステップアップさせたいと考えており、それがバジャドリードのオファーを拒否した理由だ」
なかなか移籍先が決まらない状況だが、果たして久保は来たる新シーズンにどのチームでプレーするのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)