PSG解任ポチェッティーノ監督、プレミア復帰希望もアーセナルは“拒否” 「スパーズに深い愛情」
古巣トッテナムへの忠誠心からアーセナルの指揮官は選択肢から除外と英紙
フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)は7月5日にマウリシオ・ポチェッティーノ監督を解任し、前ニースのクリストフ・ガルティエ氏を新監督に据えた。PSGを志半ばで去ることになったものの、その手腕が高く評価されているアルゼンチン人監督は、プレミアリーグ復帰を目標にしているものの、日本代表DF冨安健洋の所属するアーセナルの指揮だけは執らないと決めているようだ。英紙「ザ・サン」が報じている。
2021年1月からPSGの指揮を執っていたポチェッティーノ監督だが、2021-22シーズンはリーグ・アンこそ優勝したものの、最大の目標であったUEFAチャンピオンズリーグ(CL)では決勝ラウンド1回戦で敗退。この結果が響き、フランスの首都を離れることとなった。
PSGの監督を務めていた頃から、古巣であるトッテナムやマンチェスター・ユナイテッドといったイングランド1部のクラブ、スペイン1部レアル・マドリードといったビッグクラブの監督就任が報じられるなど、ポチェッティーノ監督に対する周囲の評価は高い。トッテナムを離れてからもロンドンに自宅を所有し続けているポチェッティーノ監督は、プレミアリーグでの監督復帰を次の目標に定めているという。
「ザ・サン」によると、ポチェッティーノ監督に近い友人が「マウリシオは、プレミアリーグのクラブを率いることが、他のどこよりも居心地が良く、幸せに感じることを隠したことがない。彼はイングランドが大好きだし、過去にやったことが認められていることも分かっている」と語っているという。
現在、各クラブは2022-23シーズンの開幕に向けて準備をしており、ポチェッティーノ監督が割って入る隙は無い状態だ。新たなオファーが届くのを待たなければならないが、記事では「ポチェッティーノ監督はスパーズに深い愛情を持っており、ミケル・アルテタ監督を解任してもアーセナルを率いることはないだろう。南米人は、他のオファーを検討するはずだ」と、トッテナムのライバルクラブだけは、除外される見通しを報じている。
PSGの監督を解任されたことで、ポチェッティーノ監督は、1000万ユーロ(約14億円)という契約解除金が支払われたとも報じられており、次のオファーが届くまでは、しっかりと準備ができる状態にあるとも言えそうだ
(FOOTBALL ZONE編集部)