クリストフ・ガルティエ新監督がネイマールの去就に言及

　フランス1部パリ・サンジェルマン（PSG）は7月5日、クリストフ・ガルティエ氏が新監督に就任したことを発表した。契約期間は2024年までの2年となっている。世界屈指のスター集団であるクラブを率いることとなったフランス人監督は、監督就任後、最初の会見で去就が取り沙汰されているブラジル代表FWネイマールについて言及した。英紙「メトロ」が報じている。

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　フランス代表FWキリアン・ムバッペやアルゼンチン代表FWリオネル・メッシも所属するクラブで、背番号10を付けているネイマールだが、昨シーズンの終盤にはさまざまな批判を受け、PSGのファンからブーイングを浴びた。そうした状況に加え、ナーセル・アル・ヘライフィ会長の発言にも不快感を覚えたというネイマールは、今夏の退団を希望していると報じられた。

　PSGの幹部もネイマールの放出に前向きな様子であり、イングランド1部チェルシーに獲得を打診したという報道もあるなかで、マウリツィオ・ポチェッティーノ監督の後任となったガルティエ監督は、残留を希望していることを明言した。

「彼は世界最高の選手の一人だ。彼を手元に置いておきたくない監督がどこにいる？　私には、彼に対して何を求めるか、非常に明確な考えがある。もちろん、私は彼に残留してもらいたい」と、コメントしている。

　スペイン紙「マルカ」のインタビューで、ネイマールについて問われたPSG会長は、「プライベートな交渉については明かせない」としつつも、「私たちが求めているのは、若く、才能があり、クラブに忠誠心のある勝者のメンタリティーを持った選手だ。このエンブレムのために死ねる者だ。私たちは集団として強くありたい。チームとして戦うことが、クラブのために戦うことが、すべてに優先される」とコメントしていた。

　新監督の発言を聞いたネイマールは、再びPSGのために戦う準備を整え、日本で行われるプレシーズンを迎えることができるだろうか。