6月29日にロティーナ監督から吉田新監督へ交代

　ヴィッセル神戸は7月6日、ホームでのJ1リーグ第20節で清水エスパルスと対戦する。副キャプテンの元日本代表MF山口蛍が前日のオンライン会見に登壇し、新体制となったチームについて「雰囲気も気持ちもガラっと変わったと思う」と語った。

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　ヴィッセル神戸は6月29日、ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督と28日付で契約解除をし、後任には吉田孝行氏が就任することを発表した。

　新体制初戦となった7月2日のリーグ第19節サガン鳥栖戦は、日本代表FW武藤嘉紀の2ゴールで2-0と制し、5月29日の北海道コンサドーレ札幌戦（4-1）以来の白星を飾った。次に対戦するのは17位の清水で、勝利すれば最下位から脱出となる。

　副キャプテンの山口は、「これからの試合は1つも落とせないという緊張感の中で、下のいるチームとの対決はマストで勝たないといけない。自分たちならやれるという自信もある。前節（鳥栖戦）頑張って勝ったものが、なくなってしまうので勝たないといけない」と清水戦を“必勝”と位置付けた。

　体制変更に関して、「変えるということはポジティブに捉えないといけない」と前置きしつつ、チーム内の変化についても語っている。

「練習の雰囲気も、試合に臨む選手たちの気持ちもガラっと変わったと思う。ロッカールームを含めて、声掛けとかすごくポジティブになったし、鳥栖戦は絶対に勝たないといけないという気持ちが感じられた。ある程度経験のある選手がベンチいるなかで、自分たちの意見も受け入れてくれている。与えられたものにプラスして、自分たちで考えたこと、気づいたことを実行に移せるようになっている気がする」

　FW大迫勇也がまだ100％の状態ではない状況ではあるが、神戸としては新体制で今後巻き返していきたいところだ。