大型補強が噂のチェルシー、今夏「去就不透明の5人」を英特集 ヴェルナー、ジョルジーニョら放出候補に
C・ロナウド&スターリング獲得画策、既存戦力の動向に英紙が注目
プレミアリーグのチェルシーは今夏の移籍市場でマンチェスター・シティのFWラヒーム・スターリングやマンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに触手を伸ばすなど、大型補強の噂が過熱している。英紙「デイリー・メール」は新規獲得のためには選手の売却が必要だとし、そのために将来が不透明となっている5人のスター選手を特集している。
名前が挙がっているのはドイツ代表FWティモ・ヴェルナー、モロッコ代表FWハキム・ツィエク、イングランド代表FWカラム・ハドソン=オドイ、アメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチ、そしてイタリア代表MFジョルジーニョの5選手だ。大型補強が実現した際には売却の対象になると予想されている。
2020年にRBライプツィヒから鳴り物入りで加入したヴェルナーはブンデスリーガ時代のような決定力は影を潜めており、今夏の放出が浮上。出番の少なさに不満を抱えているプリシッチとともにユベントスのオランダ代表DFマタイス・デ・リフト獲得のためにトレード要員との噂も挙がっている。そのほかにヴェルナーの獲得に乗り気なクラブはあまりないようだが、プリシッチにはセリエAのACミランが興味を示しているという。
モロッコ代表のツィエクに関しては、トーマス・トゥヘル監督がクラブの要求に見合うオファーが届けば放出を容認する見込みだという。現在、セリエAのACミランとの交渉が行われており、イタリアではすでにツィエクがトランスファーリクエストを出していると報道された。
下部組織出身のハドソン=オドイは「トゥヘルの下で役割が減少」しており、昨季は「信じられないほどのフラストレーションが溜まるシーズン」となった。今季もチームに残るかは定かではない状況。2年前からドイツ1部バイエルン・ミュンヘンからの関心が伝えられてきたが、現在は複数のプレミアリーグクラブからの関心があるという。
司令塔のジョルジーニョは契約が残り1年となったこのタイミングで放出される可能性があるようだ。2021年の欧州選手権(EURO)でイタリア代表の優勝に貢献したことからバロンドール候補にも推されたが、チェルシーでは「もはやアンタッチャブルではない」。ユベントスとの交渉が始まっているとも言われており、18年以来のイタリア復帰も現実味を帯びている。
ベルギー代表FWロメル・ルカクがインテルへ期限付き移籍し、その代わりとしてスターリングやロナウドといった大物獲得に動いているチェルシー。退団選手の行方も含め、今夏も移籍マーケットを賑わせることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)