FC東京×福岡、FWフアンマのPK奪取シーンをジャッジリプレイが検証 「ダイブに感じる」「かなり狙いに行った気がする」

福岡FWフアンマ【写真:Getty Images】
福岡FWフアンマ【写真:Getty Images】

元国際主審の家本政明氏、元日本代表MF佐藤勇人氏が見解

 7月2日に行われたJ1リーグ第19節FC東京×アビスパ福岡(2-2)では、終盤にPK判定があり、1点ビハインドの福岡が同点に追いついてドロー決着となったことが注目を集めていた。スポーツチャンネル「DAZN」の人気番組「Jリーグジャッジリプレイ」で当該シーンを検証しており、元国際主審の家本政明氏は、「ノーファウル。断言します」と見解を述べている。

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 敵地味の素スタジアムで前半16分に先制した福岡だったが、後半4分、同18分にゴールを奪われ、FC東京に勝ち越しを許した。

 1点ビハインドの後半29分、福岡はFWフアンマがペナルティーエリア内左でFC東京のDF木本恭生に倒され、PKを獲得する。池内明彦主審はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックを待ち、そのままプレーは再開。フアンマがGKの動きを見て冷静に流し込み、2-2の同点に追いついた。

 木本とフアンマに接触はあったが、倒れ込むほどのコンタクトだったかは判断が難しく、試合後にはSNS上でも話題となっていた。

 家本氏は「ノーファウル」と断言。「プラスVARに入ってほしかったというのが僕の個人的な意見です」と続け、当該シーンを検証した。

「まず、木本選手がボールに触れたかどうかは、確実に(ボールに)触れています。ボールに触れる前にコンタクトがあったのかは、ボールに触れる前はコンタクトがない。仮にコンタクトがあったとすれば、それがファウルと言えるだけの十分な力があるのか。これは、通常のノーマルフットボールコンタクトの類の力加減とタイミングです。

 アタッカー側の話をすると、ボールが外に行って、プレーしようとしている身体の動きなのか。残念ながら、木本選手がボールに触れる前くらいから、フアンマ選手は左足を崩していく。左足を前に運ぼうとして、倒れていこうとする。右足もそのまま前に行こうとするのでなく、両足を揃えて倒れていこうとする。レフェリーはそれほどいいポジションではないですけど、ボールのほうに意識が向きすぎてしまうと、触ったか触らないかはいわゆる“串刺しポジション”なので分かりにくいと思う」

 家本氏は、「VARは現場のレフェリーの判断をフォローしたと思うけど、いわゆるダイブに感じると思う。わりとシンプルにノットファウルだなと」と分析。元日本代表MF佐藤勇人氏も「これはかなり狙いに行った気がする」と同調していた。

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