久保の新天地、バジャドリード有力か ソシエダとの交渉「暗礁に乗り上げた」と現地指摘

去就が注目されるMF久保建英【写真:Getty Images】
去就が注目されるMF久保建英【写真:Getty Images】

ソシエダ入りへの交渉が難航、“昇格組”のバジャドリードが獲得へ有利な状況か

 日本代表MF久保建英の新天地を巡り、さまざまな情報が行き交っているなか、現地メディアは有力候補に挙がっていたスペイン1部レアル・ソシエダ入りが暗礁に乗り上げた可能性を指摘。代わって、獲得へ関心を示した“昇格組”のバジャドリードが獲得へ有利な状況になりつつあることを報じている。

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 マジョルカでのレンタル期間を終えた久保は、形式上、保有元のレアルへ復帰する形となる。しかし外国籍枠の問題、さらにはクラブ首脳陣を納得させるほどの戦力的価値を示せていない現状から、新シーズンも他クラブへ移籍させることが有力視されている。

 そうしたなか、移籍先の筆頭候補として挙がったのがソシエダだ。昨季リーグ戦6位でフィニッシュした同クラブは、レアルとの良好な関係性も含めて、久保の新天地として相応しい存在と見られていた。しかし、完全移籍での獲得にこだわるソシエダ側と、レンタル移籍、または、買い戻しオプション付きでの売却を譲らなかったレアル側との話し合いが平行線を辿り、交渉が難航していた。

 レアルの専門メディア「BERNABEU DIGITAL」は、「久保建英の未来が見え始め、新たなクラブが視野に入ってきた」との見出しで、レアルとソシエダの交渉が「暗礁に乗り上げた」と指摘。代わって、久保獲得へ関心を示した“新たなクラブ”バジャドリードによる動向にも触れている。

 元ブラジル代表の“怪物”ことロナウド氏がオーナーを務める同クラブは、久保の獲得に興味を持っていることを明らかにしており、「ロナウドが率いるこのクラブは、レアル・ソシエダとは異なり、単純な移籍を受け入れるだろうし、このことが、結局は有利に働く要因となる」と、新天地の有力候補に浮上した可能性を指摘している。

 また、専門メディア「Defensa Central」でも「ロナウドはすでにフロレンティーノ・ペレス会長に久保のレンタルを要請しており、ドレッシングルームで重要な役割を果たしながら先発で起用することを認めてくれれば、レアルは良い行き先だと考えている」と報道。ここに来て新天地候補へ急浮上したバジャドリードは、久保の獲得交渉を優位に持ち込むことになるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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