C・ロナウド、マンU退団の理由は“対メッシ”? 元プレミアリーガーが指摘「CL史上最も偉大なゴールゲッターになりたがっている」
ロナウドはCLで141ゴール、メッシは125ゴールを記録
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、チームの競争力低下を理由にわずか1年での退団を希望していると言われている。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)での得点記録をアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)に抜かれたくないとの思いがあるのかもしれない。
ロナウドは2021年夏にイタリア1部ユベントスを退団し、2009年以来となるユナイテッド復帰を果たした。37歳で迎えたシーズンも公式戦38試合で24得点と健在ぶりを示したが、チームはプレミアリーグで6位に終わるなど低迷。2022-23シーズンのCL出場権も逃した。
“赤い悪魔”の愛称を持つ名門クラブはエリック・テン・ハフ新監督を招聘して再起を図るが、夏の補強は遅々として進まず。ロナウドはチームの競争力低下を危惧し、電撃復帰からわずか1年での退団を希望していると報じられている。
このロナウドの移籍希望の背景にはやはりCLが大きく影響しているのかもしれない。プレミアリーグでの経験も豊富な元アイルランド代表FWトニー・カスカリーノ氏は、英ラジオ局「talkSPORT」でロナウドを「史上最高の選手の1人」と称賛しつつ、CL得点記録を破られることを恐れているのではと去就問題について言及した。
「彼はCLで141得点を決めている。メッシは125得点だ。彼はCL史上で最も偉大なゴールゲッターになりたがっているから、CLでプレーしないなんて選択肢はないのだろう。彼はそうやって作られたのだから」
大会得点記録でロナウドに16点差の2位につけるメッシが所属するパリ・サンジェルマン(PSG)は新シーズンもCLに出場する。1シーズンでメッシがロナウドを抜き去る可能性は低いかもしれないが、その差は確実に縮まることになるだろう。
ロナウドの移籍先としてはドイツ1部バイエルン・ミュンヘンやチェルシー、そしてPSGといったメガクラブの数々がすでに伝えられている。大会得点王を7度獲得しているロナウドはCLを求めて移籍を決断することになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)