南野拓実の仏1部モナコ移籍、リバプールの手腕を元英代表GKが称賛 「天才的な取引」
ロビンソン氏は南野を「トッププレーヤー」としつつ、放出したリバプールの判断も評価
日本代表MF南野拓実はイングランド1部リバプールから、フランス1部ASモナコへ完全移籍が決まった。元イングランド代表GKポール・ロビンソン氏は、大きな利益をもたらした南野の移籍に関して、リバプールのビジネス手腕を「天才的」と絶賛している。英メディア「フットボール・インサイダー」が報じた。
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南野は2020年1月にオーストリア1部ザルツブルクからリバプールへ移籍。レギュラーポジションを確保することはできなかったが、限られた出番のなかで着実に結果を残し、2021-22シーズンはFAカップとリーグカップの二冠達成に大きく貢献した。実質2シーズンの在籍で55試合に出場し、14得点3アシストを記録した。
ザルツブルクから獲得した際の移籍金は725万ポンド(約12億円)だが、今回のモナコ行きは移籍金1500万ユーロ(約21億円)+ボーナス300万ユーロ(約4億円)で最大1800万ユーロ(約25億円/約1550万ポンド)という取引となった。
トッテナムなどプレミアリーグのクラブで活躍し、イングランド代表としてワールドカップ(W杯)にも出場した経験を持つロビンソン氏は、南野移籍に関して次のように語っている。
「天才的な取引だ。彼らは非常に適切なお金の使い方をした。南野はトッププレーヤーだ。ただ、リバプールのフロントスリーの牙城を崩すには不十分だった。彼はリーズ・ユナイテッドをはじめ、多くのクラブから関心を持たれていた。彼の獲得に費やした金額(725万ポンド)を考えれば、モナコから1500万ポンドを引き出したのは素晴らしい取引だ。彼らは非常に大きなリターンを得た。彼が2試合連続で先発した記憶はない。非常にいいビジネスだと証明された」
リバプールを離れ、モナコと4年契約を結んだ南野。日本代表の中心として期待も大きな27歳は、新天地でレギュラーポジションを掴み取ることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)