開幕戦初の出番なし本田にさらなる逆境…定位置争うライバルに現地紙が及第点

MFスソは得点に絡まずも「技術的に美しい」

 ACミランの日本代表MF本田圭佑は21日の開幕トリノ戦で先発落ちとなり、3−2でチームが勝利する中、交代出場のチャンスもなく、出番なしに終わるという苦難の船出となった。ミラン加入後、開幕戦でスタメンから外れたのは初だが、背番号10が怪我もなく実力で起用されないというミランの歴史に残るような不名誉となってしまった。

 一方でヴィンチェンツォ・モンテッラ監督が本田のポジションと語っていた右ウイングで先発した元スペイン代表MFスソは地元メディアから及第点を与えられている。

 ガゼッタ・デロ・スポルト紙は6.5点の合格点を与えている。「バッカにスルーパスを通した。ポーカーゲームのように重要な手を繰り出した。技術的に美しいジェスチャー」と優れたテクニックを評価している。

 コリエレ・デロ・スポーツ紙も及第点の6点を与えた。「ニアングの歩幅も残忍性もないが、ポジションを維持した」と、左サイドを切り開いたFWエムベイェ・ニアングのようなダイナミックさはなかったが、右サイドでバランスをキープしたと評価されている。

 一方、トゥット・スポルト紙は5.5点というやや低い評価となっている。「正確さに欠けた。ロッソネーロ(ミランの)のフォークの先だった」と脅威になるプレーが少なかったと指摘している。

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング